LWのサイゼリヤ

ミラノ風ドリア300円

99/99/99 LWのサイゼリヤにようこそ

無職のオタクのブログです。

/* メモ
トップ記事更新:24/2/28
2020年4月以降の記事は全部載せたがそれ以前の記事は絞っている
人気記事に★マークつけた

*/

■『魔法少女七周忌♡うるかリユニオン』掲載中

あれから七年、皆が魔法を拗らせた。
元魔法少女と元敵幹部が再会するガールミーツガール。

www.alphapolis.co.jp

 

■アニメ・映画感想
16bitセンセーション
君たちはどう生きるか
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ウマ娘 プリティーダービー Season2
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鉄鍋のジャン
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進撃の巨人
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サムライ8
進撃の巨人
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■お題箱
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■消費コンテンツ
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2022年 1~2/3~4/5/6~8/9~11/12/
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2020年 4/5/6/7/8/9/10/11/12/2020春アニメ12/2020秋アニメ/

■創作活動
魔法少女七周忌♡うるかリユニオン(うるユニ)』
席には限りがございます!(にはりが)』解説大反省会1大反省会2
ゲーミング自殺、16連射アルマゲドン(ゲーマゲ)』解説
皇白花には蛆が憑いている(すめうじ)』解説
Vだけど、Vじゃない!(VV)』

■サイゼミ
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■理系トピックス
★データサイエンス系資格だいたい全部取った
データサイエンスエキスパート攻略
『入門 統計的因果推論(Judea Pearl)』メモ
統計検定1級とかいうゲームに勝利した
複雑ネットワーク科学入門書籍の感想
竹村彰通『新装改訂版 現代数理統計学』の感想
ポインタと確定記述、変数名と固有名のアナロジーについて
機械学習入門書籍レビュー

■その他
★マジでカードゲーム強い人たちにマジで強くなる方法聞いてきた
2023年買って良かったもの
★「生成AIの『学習』は学術用語だ」ということをそろそろちゃんと説明した方がいい
2023俺が選ぶ歌い手ベスト10
★就活に苦しむインテリの学生に社会の真実を教える
★『粛聖!!ロリ神レクイエム☆』はロリコンソングではありません
中学生ぶりにラノベ熱が再燃したので女性主人公ラノベレビュー12
「入間人間の手口がだいぶわかってきた」って何やねん
1秒もプレイしてないNIKKEキャラデザ真剣評価
重い腰を上げて10年前に積んだ女性主人公ラノベ83冊を崩した1234
AI挿絵付きWeb小説を投稿し始めて2ヶ月経った話
★君はAI創作の最前線にして最底辺「AI拓也」を知っているか
プランナー目線の生成AI妥協論
何故AIにはイラストを発注できないのか?
★小二で全国模試一位を取った男の半生延長戦
人生で初めて歌ってみたに激ハマりしてる話
2021年買ってよかったもの
白上フブキは存在し、かつ、狐であるのか:Vtuberの存在論と意味論延長戦
ゲートルーラーは「本物」かもしれない
表紙が三枚あるノートを特注した話
ロラン・バルト『物語の構造分析』メモ 構造分析vsテクスト分析
プライムデーセールでKindle端末を買うべきか?
『Vだけど、Vじゃない!』:Vtuberはどこにいるのか?
ダブルマスターズドラフト攻略
倫理は永井均しか勝たない
ポストモダニズムから資本主義リアリズムまでの間に何があった!?
『リアリティーショーを批判しているオタクもVTuber見てんじゃん』を受けて
ハッシュタグの氾濫、メタ政治性を巡る闘争
100日後に死ぬワニはなぜ失敗したのか
オタクの中韓コンテンツ張り
『ダンベル何キロ持てる?』を見たオタクが3ヶ月筋トレした結果……
日本興行収入上位映画100本を見た感想
実用系アニメのポテンシャルを評価せよ
ガチャを叩く時代は終わった

🙇‍♂️誰か雇ってください🙇‍♂️

求職中です!

リファラル・スカウト・質問などあればTwitter@lw_ruのDMまでお気軽にお願いします🙇‍♂️

基本情報

・30歳男性
・経歴:筑駒卒→東大工学部計数工学科卒
・前職:ソーシャルゲームプランナー(企画、分析、経営戦略)
・就業可能時期:全ての就活が終わり次第ただちに可能(現実的には3~4月頭くらい?)

 

資格・スキル等

・SQL、Python、VBA、モダンEXCEL実務経験有
・統計検定1級(優秀賞×2)
・データベーススペシャリスト
・応用情報技術者
・G検定
・データサイエンスエキスパート
・データサイエンティスト検定リテラシーレベル
・Python3エンジニア認定データ分析
・データサイエンス数学ストラテジスト上級
・FP2級

 

希望

・職種:データサイエンティスト、データアナリスト
・業種:エンタメ系・オタク系歓迎
・年収:検討可能な最低値400万~(理想500万~)
・テレワーク:週半分以上
・勤務地:東京都内
・雇用形態:正社員

 

参考記事

saize-lw.hatenablog.com

学習能力が高く、一年少しで全てのデータサイエンス資格を取得しています。

 

saize-lw.hatenablog.com

言語化能力が高く、2023年のはてなブログで7番目に読まれた記事を書いています。

 

saize-lw.hatenablog.com

エンタメ全般が好きで、感想がSNSで多くシェアされています。

 

saize-lw.hatenablog.com

生い立ちです。

24/2/27 お題箱回140:儲けとエンタメ、少女育成要素etc

お題箱回140

823.本の読み方について、複数冊を並行で読むタイプですか?一冊を読み切るまで他にはいかないタイプですか?

824.読書は、一冊を読み切るまで他のを読まないタイプですか?(辞書的に使うものは別として)

基本的には一冊読み切るまで他に触れないタイプです。

「原則として、異なるメディアのコンテンツは並行してよいが、同じメディアのコンテンツは並行しない」みたいな自分ルールがあります(ソフィーの世界を読むのとティアキンをプレイするのは並行してよいが、ソフィーの世界と悪童日記を並行で読むことはない)。これは途中で放置されているコンテンツが青天井で増えて収拾が付かなくなることを防ぐためですが、仕事のために必要な本とか新作で今ただちに読みたい本では例外的に割り込みが入ることもそこそこあります。

 

825.支持政党はどこですか?
支持政党が特にない場合、選挙に行った際の投票先をどのようにして決めているか教えてください。
(答えにくい質問でしたらスルーしてください)

支持政党は特にない消極的な現与党支持で、選挙では基本的に白票を入れています。ただ選挙時点で事情がある場合は特定の政党に投票することもあります。

例えばこの前の東京オリンピックのときは共産党に投票しました。当時は東京オリンピックを開催したら都心周りにある医療リソースがそちらに割かれてコロナ禍が直撃している都民の健康が大きく損なわれることが目に見えていました。よって開催にかなり強く反対しており、一応東京オリンピック中止を公約に掲げていた共産党に投票しました。が、実際に共産党が当選して公約通りにオリンピックを止められるともあまり思っていなかったので、ワンチャンに賭けてお祈りしたくらいのテンションではあります。

 

826.今更感がありますが原神キャラのtier表作って欲しいです。最近lwさんは原神始めたらしいですがどこまで進みました?

エアプTier

未実装キャラだとスカークがS、パイモンとシグウィンがAです。主に二次創作のカップリング需要も反映されています。

プレイ状況はモンドの空でなんかでかい竜みたいなやつ倒したくらいです。「ティアキンが終わったら本格的に着手しよう」と思いつつティアキンが一生終わらなさすぎてなんかちゃんと進行しない状態が続いています。

モタモタしているうちにゼンレスゾーンゼロがリリースされそうなので原神を放り出してそっちにいく可能性もあります。現代運営ゲームはどうせなら新しいやつ掴んで波に乗った方がいいですからね……

 

827.「セクシー田中さん」の原作者である芦原妃名子さんが自死されました。原作者、脚本家それぞれに言い分があると思いますがそれぞれのパワーバランスとして適切な落としどころってどうすれば作れると思いますか?

セクシー田中さん自体は漫画もドラマも見ていないしニュースもあまり追っていないのでよくわかりませんが、原作者と脚本家で本質的に利害が対立している状況がある以上は一般論としてのソリューションは特になくて、個別具体的な調整をちゃんとやるしかないとは思います。

ただ少なくともビジネス上の調整をやる上で指標になる「ステークホルダー」とか「ターゲッティング」とか「マネタイズ」みたいな概念に対する漫画原作者の一部やTwitter民の感性がやや独特である様子が散見されており、そもそも調整の成功地点をどう定義するのかというメタ調整がかなり大変そうだなとも思います。いや、思ったより歯に衣を着せて書くのが大変なので直截に書くと、僕は今Twitterで支配的な「エンタメにおいては作者のクリエイティビティだけが常に尊重されるべき」という言説に対してはやや否定的であり、相対的に脚本家に肩入れしている方です。

以下に述べることは僕がかつてソシャゲ会社に勤めていて個人のクリエイティビティというよりはチームの協働でゲームを作っていたことや、一般的にはアコギとされているガチャ商品を作っていたことと深く関与していますが、僕は「理念ベースではなく儲けベースでエンタメを作るのはそれほど悪いことではない」という考えを持っています。

つまり「多くの金を稼ぐエンタメが良いエンタメである」という考え方は、(それだけが唯一の正解というわけでは全くないにせよ)最良の指針の一つだと思います。というのも、基本的にエンタメというのは足元を見ることが出来ない商売だからです。インフラとか飲食であればどんなに質が悪い高値のものでも他に代替品が無ければ買わざるを得ないという状況が有り得ますが、エンタメ作品においてはユーザーは気に入らなければいつでもただちに離脱できます(特定のエンタメ作品が人生に必須であるということは特にないので)。

逆に言えば、原則として離脱されずにお金が発生しているということはそうするだけの正当な価値を見て頂いていると解釈していいはずです。故に「コンテンツをよりお金が稼げる方向に曲げる」ということは概ね「コンテンツがより楽しまれる方向に改善する」と同義であり、エンタメが世界に生み出す幸福の総量を増やすことに繋がります。だから「脚本家が自分のエゴのために作品を改変した挙句に売れもしなかった」というのは最悪である一方、「脚本家が利益を最大化するために作品を改変してちゃんと売れた」という結末には一定の価値があると考えます。原則として儲けとエンタメは相反しません。

改めて釘を刺しておきますが、これは「儲けベースで考えることにも一定の正当性がある」ということに過ぎず、「常に儲けベースだけで全てを考えるべきだ」と言っているわけではありませんし、儲けるためなら著作人格権を蔑ろにしてよいとも思いません。とはいえ双方の言い分を聞いて建設的な議論を始めたいならば、まず前提として儲けを出すこと自体の価値と正しさについても理解しないことには話が始まりません。

 

828.海外の男性らしさミーム(GIGACHADなど)と日本の一般の男性らしさとの違いとして、ケツアゴ(割れ顎)が一つ挙げられると自分は考えています。そこで男子校出身者であるLWさんに聞きたいのですが、発達した肉体に対してケツアゴは加点要素に入りますか?
[補足]自分は男性なのでピンと来ていないのですが、女性コミュニティだと話はまた違ってくる?こっちは本題じゃないけど気になってる

海外の男らしさミームにケツアゴがあるということ自体が初耳でした。ケツアゴってフォルゴレみたいなギャグ漫画の文脈では見ますが、シリアスな男らしさという文脈で見た記憶はあまりありません。

個人的にも加点要素には特に入りません。シンプルにケツアゴの人ってリアルだと滅多に見ないので、高度に誇張された戯画的な特徴と見做しています。『ダンベル何キロ持てる?』のマチオさんみたいなものと近い場所にあるイメージです。

 

829.「社会と接点がない人が書く小説はたぶん先細りしていく」の部分もっと詳しく語ってほしいです

よく言われるこういう話ではあります。

無職だからといってモンスターになるとは限りませんが、ざっくり面白くない人間になっていく傾向はあると思います。家族や学生時代の話しかしない人間、ネットや本で見た話しかしない人間、誰にでも言えそうな教訓とか二次情報しか出力しない人間、実体験の迫真さがない人間、主張が根本的に上滑りしていて真面目に受け取るだけ損っぽい言動の人間ってたまにいません?

ただこれは傾向の話に過ぎなくはあって、無職でもネット上の友達付き合いやゲームコミュニティで魅力を維持できる人間がいても全くおかしくはないですし、小説はリアルの迫真さを必須とするわけでもないので意外と普通に面白いものを書き続けられるのかもしれず、なんともわからない部分ではあります。このブログなんかも無職になった頃はつまらなくなるかもしれんなあと他人事のように思っていたのですが、一年を経てむしろ拡大し続けていますしそうとも限らないのかもしれません。

 

830.「火山の娘」やアズールレーンのTB育成といった「少女育成」が流行りつつあるのを感じますが、これはオタクの平均年齢の上昇によるものなのでしょうか?それともあくまで擬似親子的な関係を楽しんでますよという社会性を纏う為なのでしょうか?シンプルにその関係が萌えだからなんでしょうか?イマイチ少女系コンテンツへの関心が無いため感覚が掴めません。ご自身の楽しまれ方でも良いので、解説して頂けると助かります。

エビデンスは特にないですが、仰る通りオタクの平均年齢が上がって父性的なものが刺さる層が増えているというのは概ね真実であるように思われます。

あとはソシャゲの隆盛もあるかもしれません。ソシャゲはガチャで引かせるために数百人規模の美形キャラを登場させなければならないというゲームシステムからの要請があるため、ギャルゲーのように個人的な関係をいちいち結ぶことが難しく、指揮官や先生のようなざっくりした組織的な上下関係の立場になることが多いです(彼氏より父親に近い立場)。

社会性では全くないでしょう。むしろ娘を性欲の対象として見るのは同世代に性的な目線を向けるよりもだいぶ罪が重いので反社会度は上がっていますし、セックスの現場では立場の低い者を上から目線で犯せるというよくあるお気楽な状況の変奏にすぎません。美少女コンテンツをプレイするときに外向けに社会性を装う人はあまりいないと思います。

あと個人的なことを言えば、TB育成にワクワクしていたのは単にTBのビジュアルが刺さっただけで育成要素自体にはそれほど興味ありません。いつもみたいにXでスチルが流れてくるならそれをRTして終われるのですが、育成スチルはゲーム内報酬扱いで隠されているので一応プレイしているだけです。

 

831.好きなアニメに「エヴァ」と「ギャラクシーエンジェル」を挙げていましたが、それぞれの好きな点を教えてほしいです。

概ね思い出補正の賜物なので客観的に見て傑出しているわけではなく、思春期的な内省を行うアニメと性格の悪い美少女がワチャワチャするアニメの代表格として好きくらいの感じです。

24/2/22 マジでカードゲーム強い人たちにマジで強くなる方法聞いてきた

お題箱より

822.競技レベルでカードゲームを10年以上やっていますが、なかなか勝てません。レベルで言うと、100人規模のCSで4回に1回くらいは決勝トーナメント(16/100)に上がれますが、そこから勝てないです。
才能がないのでしょうか?所謂TPになるためにはもうチートに手を出すしかありませんか?

僕自身はそんなに競技でカードゲームやってないので、始めて数ヶ月のタイトルで優勝したり日本一になったりできるタイプの友人たちに「どう思う?」とdiscordで聞いてみました。全員バチバチの戦闘民族なので相当手厳しいですが、忖度してもしょうがないので僕の責任で引用します(全て原文ママ)。

  • 10年やってたら1-9年目の奴には勝つはず
  • 10年やってて基礎的なことできる実力があったらどっかで1日くらいは運がかなり上振れる日があって優勝することあるでしょ
  • 勝てなくて悔しいという気持ちが弱い
  • 何故勝てないのかの理由が分かってなさそう感が凄いからそこからスタートじゃないでしょうか
  • 敗因を才能がないことにしようとするとことか友人ではなく匿名で他人に相談するとことかが勝てない理由
  • 今時どのカードゲームにもトップ層のノートやらメンバーシップやらあるんだから、自分のやってるカードゲームの上手い人にそこで聞け 
  • 本当にどうやったらバレずにイカサマ出来るか検討したり見破る努力をしましたか?
  • 試行回数増やす意味でも信じられないくらい大会出た方がいい
  • 運の下振れカバーできるチーム戦に出たらいい
  • 俺は勝つために弱い奴が出てる大会にたくさん出た

直接的な要因としては「根本的に実力不足」「真剣度が足りない」「練習方法が間違っている」という意見が多かったです。

補足498:下から四つ目のコメントは「イカサマを上手くやれ」という意味ではなく、「この感じだと多分イカサマすらも口先だけで、いつどんなイカサマをすればリスクリターンが最大になるのかとか真剣に考えてないだろ(全てがそのくらいの真剣度だろ)」という意味です。

 

根本的に実力不足

まず「決勝トナメまでは上がれてもその先で勝てない(決勝トナメで勝つ方法を知りたい)」という悩み方から間違っていて、そもそも4回に1回しか決勝トナメに上がれない時点でスイスラウンドでの勝率も別に高くないのではないかという疑惑があります。

スイスの勝ち当たりなどの細かいところは無視して、ざっくり概算で試合あたりの勝率と決勝トナメ進出率の関係を計算してみます。100人前後のCSで16人決勝トナメに上がるのが大体5-0か4-1ラインとして、まず試合あたりの勝率が50%しかないプレイヤーでも約18%で決勝トナメには上がれます(5回出れば1回くらいは上ブレして抜ける)。そして4回に1回の頻度で決勝トナメに上がるために必要な勝率は約54%です。DCGでラダーを上るときなら勝率54%は悪くない数値ですが、スイスラウンドは特に初戦付近で大量にいる格下とも当たることを考えるとあまり高い数字ではないです。ちなみにいわゆるTPは安定してスイスを抜けていると思いますが、4回に3回の頻度で決勝トナメに上がるために必要なスイスラウンドでの試合勝率は約81%です。

この辺りを踏まえると、たぶん決勝トナメで勝ち抜く以前に10年選手にしてはスイスラウンドでもそんなに勝てていないので、そっちを安定して抜ける基礎的な実力を付ける方が先決のような気はします。

 

10年やってきた方法を捨てろ

具体的に取るべきアクションについてはプロ勢からコメントを貰ってきたので載せておきます。

才能がないかどうかはわかりませんが、たぶん現状のまま100回CS出ても一度も優勝しないと思うので、練習をしましょう
練習は仕事と同じです
PDCAを意識してください
時間をひたすら注ぎ込めという意味ではなく、目的の設定や振り返りをちゃんとやるのが大事です
この改善ループを楽しんでできるかが、一番の才能かもしれません(いい話風)

あとイカサマは論外です
カードゲームは性善説ベースで成り立っているので

10年やって勝てないなら君は今までの方法じゃ勝てないから今までやってなかったことをやれば?
という感じです
きっとやってないことがあるはず
・ゲーム自体を構造的に捉える
・学びを言語化して記録
・新しいデッキを作る⇔メタデッキ全部回す
・強者に媚び
etc
そもそもうまくなる方法の記事とか無限に存在するし具体の話何か言っても10年もやってたらもう聞いたことあるだろうし、多分マインドブロックがあってやってないことがあるでしょう
それをやれ 以上

一応僕から補足すると、こういう本当に強い連中が言う「ちゃんとやれ」っていうのは大会動画を全部見て勝った人のnoteも全部読んだあたりでようやくスタートライン十歩手前くらいのイメージです(他にもやれることはいくらでもあるので)。

彼らの上昇志向って僕から見ても常軌を逸していて、日本でタイトルを取ったり世界大会に出たりしてるやつですら「日本で村勇者にはなれるけどね」「世界2位の外人にボコボコにされた」「まだ浅瀬でもがいてる」「少年漫画なら修行パートに入る状態」とか言ってます(全て原文ママ)。これだけ勝ちたがりな連中からすると「10年ものんびり負け続けてて発狂してない時点で全然勝ちたいと思ってないよね」という印象になるようです。

 

強者の仲間になれ

あと特筆すべきやり方として「(結果ではなく手段として)上位プレイヤーのコミュニティに入る」という手があります。ちょもす氏なんかも格ゲーの方の文脈で定期的に言っていますが、やっぱり一番効率が良いのは普通に優勝できる人から普通に優勝する方法を教えてもらうことで、今後もずっと強くありたいならそれが終着点になると思います。ただ弱い友達と的を外した調整をしても弱くなるだけなので(弱い友達を作るくらいなら上手い人の配信を見た方がいい)、「強い」友達を作るという部分が決定的に重要で、そこは戦略的にやる必要があります。

そのために一番確実な方法はまず勝つことです。まずどこかで上ブレして優勝か準優勝くらいして、その実績が新鮮なうちにnoteを書くなり強者に絡むなりしてください。僕は友達作りでも「友達を作るためには友達を作るしかない(信頼できる友達は友達の友達だから)」とよく言いますが、それと全く同じで、まぐれ当たりでもいいのでまずどこかで最初の一歩を踏まなければなりません。冒頭のコメントで「俺は勝つために弱い奴が出てる大会にたくさん出た」って言ってるやつがいるのもそういう文脈です。

ただどうしても弱くて勝てない場合は他のルートもあります。もうカード以外の部分でもいいので、何でもいいから人間的な魅力を元手にして強い人にリーチしてください。面白い記事を書いて注目を浴びるとか、喋りが上手ければ配信を伸ばすとか、CSに出るときはデッキに合わせたコスプレをするとか自分をブランディングする手段はいくらでもあります。僕もそんなにカードゲームの実績ない割にはやたら強い友達が多いのはこのルートを通っているからで、大学でヤイヤイやったりブログ書いたりしてるうちに勝手に強い知り合いが増えてこの記事みたいな話を直で聞けるようになっています。

あとdiscordで聞いていて一番「なるほどな」と思ったのは「大会運営側に回る」という手です。大会を開いている人はプレイヤー人脈も強いので、運営に潜り込むことで強い人と一緒に遊ぶ機会を得て実力を伸ばしていくルートがあります。これは15年前くらいに大会を開きまくっていて今カードゲーム業界で働いている人が推していたので間違いないと思います。

 

まとめ

多分10年間やり方を間違えているせいで基礎的な実力がないので、ちゃんとPDCAを回すなど意識や行動を変えてみてまずは一回どこかで上ブレして勝つことを目指してください。そこで勝ったらそのブランドを元手に強者コミュニティに所属してそこから強さを吸収してください。最初に勝つところがどうしても難しいなら大会運営で人脈を作ったりゲーム以外の魅力を極めるルートからコミュニティに潜り込むことを狙ってください。

マジで強い人たちからマジで忌憚なき意見を寄せ集めてきたので思ったより辛辣な回答になりましたが、聞いた相手が悪かったと思ってこれからも頑張ってください。

24/2/19 2023年10月~2024年1月消費コンテンツ

就活してたのとうるユニ書いてたので減速気味です。

メディア別リスト

漫画(11冊)

鉄鍋のジャン(全11巻)

書籍(5冊)

仮面ライダー龍騎
アフォーダンス新版
ビジネスの現場で活かすデータ分析メソッド
これからデータ分析を始めたい人のための本
「私」をつくる 近代小説の試み

映画(3本) 

ゴジラ-1.0
デスペラード
ノック:終末の訪問者

アニメ(13話)

16bitセンセーション(全13話)

資格(1個)

FP2級

 

良かった順リスト

人生に残るコンテンツ

(特になし)

消費して良かったコンテンツ

FP2級
鉄鍋のジャン
アフォーダンス新版
「私」をつくる 近代小説の試み
16bitセンセーション

消費して損はなかったコンテンツ

仮面ライダー龍騎
ビジネスの現場で活かすデータ分析メソッド

たまに思い出すかもしれないくらいのコンテンツ

ゴジラ-1.0
デスペラード
ノック:終末の訪問者

以降の人生でもう一度関わるかどうか怪しいコンテンツ

これからデータ分析を始めたい人のための本

 

ピックアップ

仮面ライダー龍騎

本編はだいぶ前に見ていてようやく小説版を読んだ。全50話もあった本編に比べると紙面が限られているせいか、ストーリー自体は本編の劣化省略版という感じであまり面白くない。

が、主要キャラクターのバックグラウンドを掘り下げるファンアイテムとしてはよくできている。真司の異様なお人好しぶりは実は山深い田舎での生存戦略として養われていたりとか、異常者の浅倉はウンコの中で生まれていたりとか、本編では表面的にしか語られなかった人格に納得できる背景が与えられていて唸る。

 

アフォーダンス新版

欲しいものリストからもらいました。ありがとうございます。

アフォーダンス概念自体は知っている人も多く、ドアを見れば開けられるアフォーダンス、橋を見れば渡れるアフォーダンスという具合にかなり適当に濫用されているが、歴史的な経緯を中心にして正しい理解を得られる一冊。

うっすらわかるが故に掴みどころのないアフォーダンス概念に対して対置されているのがいわゆる心の理論であることがわかると話が一気に整理されてくる。人間が知覚した情報を用いて心の中でモデルを構築するような世界観に対抗する意味で、アフォーダンスは環境の側に情報を置いているところに力点がある。

システムとして見ると全体的にオートポイエーシスの話によく似ていて、ほとんど同じ話をしているところも多い。例えば局所的な環境のみを利用するシステムとしてのルンバの例は、オートポイエーシスの説明でよく持ち出される大工の例と全く同じと言ってよいと思う。得た情報を中央集権的に統御するのではなく、情報によって触発された局所的な連鎖によって振る舞うモデル。

そういえば制御理論では現代的には不可視の内部状態を想定するが、古典的には入出力関係のみを扱ったりもする。内部状態を想定するかしないかの歴史的な経緯がアフォーダンスやオートポイエーシスとは逆になっているのは少し面白い。

 

ビジネスの現場で活かすデータ分析メソッド

データ分析職での就活を始めたタイミングで理論より実務寄りの本を改めて少し読んでおこうと思って借りた本。初学者向けではあるが、ぼちぼち悪くない。

統計学的な難易度はそれほど高くなく(と言いつつ代表的な分布関数くらいは当たり前にわかっている必要があるが)、理論ベースではなく状況ベースでスタートして使える手法を提示するタイプの本なので理論を多少齧ったあとの整理として参考になる。特にキャズムやRFMのようなマーケティング理論の適用について統計学をきちんと絡めるところなどは純粋な理論書にはない話の運びではある。

 

これからデータ分析を始めたい人のための本

上と同じようなモチベーションで借りたが、こちらは大して参考にならなかった。

この本に限ったことでもなく、10年前くらいに書かれた実務系のデータサイエンスの本にはどれも「ビジネスでのデータ分析はアカデミズムのノリで頭でっかちの理論ではやっていけません」ということが延々と書かれているような印象がある。よく言われているのは現場との協働が大事とか、現場にヒアリングしようとか、ビジネス目線での目標をしっかり立てようみたいなことだ(それはそう)。

恐らく当時はデータサイエンスの専門家をアカデミアから招聘したら現場との折衝が上手く行かずに大した成果が出ないというようなことがそこかしこで起きていたのだろう。データドリブンな考え方自体がまだ普及フェイズでビジネスサイドとの落としどころが付いていなかった時代を感じられる。感動のプロマネ小説みたいなものがコラムとして挿入されているあたり、そういう紆余曲折手探りプロジェクト成功物語が大好きなオッサン世代が書いた本ではある。

 

「私」をつくる 近代小説の試み

欲しいものリストからもらいました。ありがとうございます。

近代小説の特色を「ある立場から整合的に語ること」だとした上で、その語っている主体であるところの「私」が発生した経緯やその後の展開について語っている。タイトルの「私」が鍵括弧付きなのは「語り手の姿が明確ないわゆる一人称小説」のみならず「語り手の所在が曖昧な三人称小説」もまとめて扱っていてかなり広い意味であるためだが、そこまで緩く括ってしまうと逆に「私」が介在しない小説とはいったい何なのか。

その答えは明治以前の古文や漢文であり、つまりこの書籍が扱っている近代小説の範囲は「およそ1900年以降に書かれた(古文や漢文ではない)小説だいたい全て」ということになる。故に我々が日常読む小説はほぼ全て近代小説であるため、語られる「私」の運用自体はどれも当然のもので新しく得られる知見は特にない。むしろ今は当たり前になっているものについて、黎明期にはどのように探求されたのかを知る立ち位置の本になる。「紙の歴史」「キーボードの歴史」みたいな本に近い。

そんな近代小説の語り手はもともと言文一致によって導入されたという経緯は知らなかったしなかなか面白い。1900年頃に識字率を上げたいという切実な要請があり、話し言葉から自然に移行できる言文一致がとりあえず小説で試みられたらしい。そもそも一人称と三人称の違いなどもいまどき大抵の本では所与のものとして分類や特徴が論じられるに留まるが、この本ではまだそういう区別が曖昧だった時代に文豪たちがそれらを発見していった経緯などが語られる。

志賀直哉だの太宰治だのという教科書に載っているような小説はどうしても格調高く見えてしまうものだが(クリエイティビティが絡むのでなおさら)、他の技術と全く同じように小説技法にもプリミティブで未熟な時代があったというだけのことに過ぎず、当時は小説家を主人公にした小説が多かったというのも単に最初はそれが簡単だったというだけのことなのかもしれない。

 

ゴジラ-1.0

godzilla-movie2023.toho.co.jp

まあ映画館で見なくてもサブスクで十分な映画という感じ。

全体的に朝ドラ感がすごすぎる。演技と台詞が良く言えばわかりやすく、悪く言えば安っぽい。登場人物が苦悩するシーンでは「うう~」とか言いながら頭を抱えてくれるし、思いが強いシーンではいちいち声と身振りがデカくなる。台詞回しもところどころ「そうは言わんやろ」という変な感じになり、特に小僧とか呼ばれているキャラが間違えて紛れ込んだラノベ主人公みたいな言動を繰り返すのが耳に残る。別にそういうのがダメという理由は特に思いつかないが、ここまで堂々とやられると意外と鼻につくというのは一つ発見ではあった。

主人公は第二次世界大戦から帰還した日本軍人であり、明らかに米軍に対する軍人の葛藤を写し取る形で主人公のキャラクターが造形されているのに、その仮想敵をゴジラにすり替えることで話が進んでいく。現実の日米戦争であれば行き場のない燃えさしは安保闘争に向かうくらいが関の山だが、ゴジラは終戦とは特に関係なく出現してきちんと精算の機会を与えてくれるのが偉い。この主人公に対する葛藤の導入と解決のすり替えがほぼ唯一の見どころだった。

米軍描写のオミットが明らかにこの映画自体の海外展開を見越したものであることも踏まえるとなかなか歴史抑圧的というか暴力的なやり口のような気もしないでもないが、いまどき嫌米派などという派閥もなかなかいないだろうし、変則的な戦争ものとして面白いやり方ではある。

 

デスペラード

漫画トライガンのモチーフ的なネタ元ということで見た。

昔TSUTAYAでVHSを借りていた頃によく見た、かなりプリミティブな時代のエンタメアクションという趣き。とりあえず話を回すライブ感に重きが置かれていて、刺客のナイフ使いも主人公の盟友みたいな人たちもいきなり出てきてすぐ死にがち。今の時代ならどんなに良くてもB級映画だが、30年前にやっていたから名作なのは時代としか言いようがない(体感では1970~80年頃の映画という印象だったが、実際はエヴァと同期の1995年で思ったより新しかった)。

パニッシャー発射シーンの元ネタとして有名なアレが思った以上に何回も擦りまくるのがだいぶウケた。これが一番かっこいいポーズという認識なのか、戦況がそう変わっていないのに何度も何度もキメ構図で連打するので嫌でも記憶に残る。

 

ノック:終末の訪問者

ノック 終末の訪問者(吹替版)

ノック 終末の訪問者(吹替版)

  • デイヴ・バウティスタ
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お題箱に話が来ていたので見てみたがあまり面白くなかった。

閉鎖空間で不条理なサスペンスが発生するが真相は特に明かされないまま何となく世界が救われた感だけ出して終わり、何か起きそうで何も起きないので普通にスッキリしない。クローバーフィールドの続編とかもこんな感じだった気がするが、「大きなテーマを扱っている割には閉鎖空間から出ない映画」ってその時点であんまり予算ない立て付けなのがわかるので、アベンジャーズみたいにCG使ってスケールのデカい話をドカドカやるわけではないことがわかってしまうし、予算感がネタバレみたいなところがある。

これはきちんと統計を取ったわけではなく偏った印象にすぎないのだが、これとかノウイングとかメランコリックみたいな洋画でよく見る「なんか理由はよくわからんままとにかく世界が滅びる」というモチーフは邦画とは決定的に違う感性で運用されているような気が最近している。世界の終わりに陰謀や真相は不要であり、人類はただ粛々と無力なままでそれを受け止める、ただただ訪れる滅びみたいなイメージがある。これには宗教的な背景があるかもしれないし、特にないかもしれない。

 

鉄鍋のジャン

saize-lw.hatenablog.com

書きました。セレーヌ楊ってキリコとだいぶキャラ被っててダブルヒロインの意味ある?ってだいぶ思ってた……

 

16bitセンセーション

saize-lw.hatenablog.com

書きました。割ともう記憶から消えかかっていて、思ったより後に残るものがないアニメだったかもしれない……

 

FP2級

FP3級を取った勢いでそのまま取得。ボーダーが低い上にほぼ選択肢回答なので合格するだけなら難しくないが、しっかり頭に叩き込んだので得点率が高い。

24/2/17 鉄鍋のジャンの感想 料理は妨害してもいい

この記事の要約(ChatGPTの出力を修正)

このテキストでは、料理漫画に登場する主人公ジャンが料理大会で見せる行動や姿勢について詳しく解説しています。

ジャンは料理大会で他の参加者に対する妨害行為を行うことがあり、この行為は作中では不正義な手段として批判されがちです。しかし、ジャンの行動は彼の料理に対する深い熱意と真剣さから来ています。

料理大会の形式が持つ矛盾として、現実の食事体験では料理が独立して評価されることは稀であり、通常は料理間の相互作用や順序が重要視されます。彼の妨害行為は、料理間の相互作用や食事の自然な流れに対する理解を反映しており、単に相手を出し抜くためだけではなく、料理という総体への深い認識を示しています。さらに、ジャンには料理人としての協調や他者との連携を重んじる一面もあり、そうした干渉全般を重視していることも窺えます。

最終的には、ジャンの料理に対するアプローチが、料理漫画としての独特な立て付けを形成し、審査員や他の料理人との関係においても新しい視点を提供していることが明らかにされています。

鉄鍋のジャン

少し前にやってた全巻55円セールで購入。むかし中華屋かどっかで断片的に読んだ記憶があるが、改めて一気読みするとなかなか面白かった。

いかにもエロ漫画出身らしい力強い絵柄で繰り出されるキリコが萌えすぎ、外道との一騎打ちでバトル路線が一番強い裏五行編が好き。ラスボスの割には堅実なキャラクターをしている黄蘭青も割と好きでいい感じに語っているnoteがあった。

note.com

主人公のジャンについては性格が悪すぎて敵にしか見えないことがよくネタにされているが、実際のところ作中での評判の悪さに反して読者からのヘイトはそれほど買っていないだろう。これだけ悪人面をしている割にはジャンが嫌いだという人は見ないし、この作品自体ピカレスクというほど露悪的なものではなく、どちらかというと痛快バトル漫画のようなところに属すると思われる。

これ、主人公はこのあとどうやって逆転するの?

そんなヘイト管理の基本として、まず基本的なキャラクター造形としてジャンは料理に対しては真剣な努力家だという部分をしっかり描いていることがある。特に極めて早い段階から「大皿料理に失敗して号泣する」という異質なウィークポイントエピソードを入れたのが非常に上手い。傍若無人なキャラが完全に崩れるほどはっきり弱みを見せたのは後にも先にもここだけで、これによって後の料理シーンでも「料理が上手くいかなかった場合は有り得ないほど狼狽える(そのくらい料理が上手くいくように徹底している)」という弱さと裏表の説得力が出てくる。

補足497:麦わらの一味でも最強格のはずのゾロがかなり早い段階でミホークにボコられたことで却ってその後の強さに説得力が出たやつに似ている。

そんなジャンが悪人面の本領を発揮するのは料理大会への出場時だ。そのバリエーションにはゲテモノ料理を披露したり誰彼問わず罵ったりと様々なものがあるが、それらは料理への向上心の表れとして比較的理解しやすい。その一方で「料理大会中の妨害行為」は最も印象的なシーンとしてネット上に流通したり後世の料理漫画にも影響を及ぼしたりしているにも関わらず、料理に真剣なキャラクターとしては理解しにくいところがある。

ジャンは大会においては自分を高める他にも相手を落とすことも立派な戦略の一つと見做しており、食べ合わせや調理工程を通して他の料理人を攻撃することが多い(相手が悪人の場合に限って意趣返しをしているわけでもなく、相手が善良な料理人でも構わずにやってのける)。これは一見すると料理を手段としか考えない不純な姿勢で取り組んでいるようにも見え、実際にキリコは一貫してジャンを勝負ジャンキーと見做して嫌っているほか、観客たちからもよく「汚い手を使う」と糾弾されて直接的に好感度を下げる要因となっている。

しかし実際にはジャンは料理に対してこの上なく真摯に取り組むキャラクターであることは既に確認した。一見したときの印象に反して、ヘイト管理及びキャラクター管理の両面から彼の妨害行為は料理への向き合い方と矛盾せず、その根底には料理大会という形式そのものが抱えている一つの矛盾があるのだ。

まず妨害行為に否定的なキリコや観客の間で共有されているのは、「料理大会で妨害は行われるべきではない」、ひいては「料理大会では全く独立に調理や提供が審査されるべきである」という前提だ。それはコンテストの体裁を取る営みにおいては一定自然なもののように思われる。体操にせよボディビルにせよピアノにせよ建築にせよミスコンにせよ、自分の力量を出し切った上で審査員が独立に採点を行うことがフェアな勝負と解されるし、逆に言えば、参加者同士の相互干渉が認められる大会はサッカーや野球のようなスポーツ競技に限られる。

しかしここでよく考えてみたいのは、果たして一般的に言って食事は「様々な料理が独立に評価される」というやり方で供されているかということだ。そのような状況はむしろ品評コンテストという極めて特殊なシチュエーションにおいてのみ成立する限定的で不自然なものではないだろうか?

実際のところ、複数の料理が供されるようなある程度きちんとした食事において、前後関係を無視してそれらを独立に味わうことなどまずない。コース料理まではいかなくても、まずは軽い前食から入ってメインの肉魚を食べてから最後にデザートという自然な順序は明確に存在するし、日常的な喫食においてすらデザートのシュークリームを食事の最初に持ってくる人はなかなかいない。特にジャンとキリコがもともと所属している中華料理の世界では「前菜→スープ→メイン→点心」というコースの概念が明確に存在している。言い換えれば、彼はラーメン屋のように完成品を一つだけ供したり、居酒屋のように無秩序につまみを追加したりする世界観の料理人ではない。

つまり本来食事とは食べ合わせや順序による干渉が起こってくる領域である。ジャンが厨房でも大会でも変わらず最大の熱量で料理に取り組む真剣な料理人であることを踏まえるならば、厨房のみならず料理大会においても「料理間の干渉」という概念を自明に持っていると考える方が自然である。他の参加者と審査員が日常的な喫食とは切断された不自然な状況に違和感を持たないのに対して、ジャンだけは人生に染み付いた「総体としての料理」という視点を持っているのだとすれば、ひとたびそれが勝負になれば本来のあり方を忘れて特殊な状況に浮かれる同業者を咎めていくやり方は料理への熱意と矛盾しない。

調理工程も同じことだ。雨あられのようにオーダーが降ってくる厨房で料理人たちが戦場のように処理していく様子は日常パートでも描かれていた。名門中華のような規模の大きな飲食店においては料理は一人で落ち着いて行うものではなく、他の料理人と連携を取りながら仕上げていくものだ。ジャンも一匹狼のように見えて小此木などへの面倒見の良さを見せるように、意外にも彼は料理人同士の協調を自然に行えるタイプである。ならば料理人が集う大会という戦いの場においても特に独立な調理工程を遵守する理由はなく、一人で落ち着いて取り組めると勘違いしている者が足元を掬われるのもやむを得ない。

ついでに言えば、こうした事情を踏まえれば「最大の敵が料理人ではなく審査員」という料理漫画としては異質な立て付けにも納得感が出てくる。料理や料理人同士の干渉を自然なものとして許容(して妨害)するジャンの視点においては、一品ごとの料理というよりは料理関係の総体に力点が置かれる。よって料理人同士で一つ一つ単純比較として優劣を付けるというよりは、一連の過程として味わう立場にある審査員のポジションや彼らとのやり取りこそが重要になってくるだろう。

24/2/11 お題箱回139:生成AI記事の後処理

お題箱139

ちょっと前に書いた生成AIの記事に関する投稿が多く来ているのでその回です。

saize-lw.hatenablog.com

 

815.学術用語の学習(learning)についてどうしても日常語から比喩的に借用せずに造語しなければいけない(それでいてその語を業界で広く定着させられる)とすればどんな語を割り当てますか?英語でも日本語でも何語でもいいです。ちなみに私ならクラムボンを使います。

元記事に「代替ワードは特にない」とは書きましたが、訓練とかフィッティングとか(パラメタ)調整みたいな呼び方も一応あって、なんかその辺をいい感じに組み合わせて「訓調」とか呼んでもよかったのかもしれないですね。個別具体的なアルゴリズムではなくそれらを取りまとめるような射程の広いワードなので、全体としては造語でも構成要素には意味が辿れる程度の配慮があった方がよいとは思います。

 

816.学習と推論というのは圧縮と解凍とは全然別ジャンルなのでしょうか?それともその内の一つと言えるようなものなのでしょうか?「生成AIにより高い圧縮率を実現」という記事を見かけた事があるのですが、これは「圧縮のような事」という比喩のような表現なのでしょうか?

これはかなり難しい質問で、人によって答えが分かれそうですが一応僕の認識を書きます。

まず少なくともクラシカルな理論の枠組みとしては全くの別ジャンルで、学習と推論は機械学習、圧縮と解凍は符号理論のテリトリーです。とはいえ機械学習は数値列間の関係を扱う理論、符号理論は数値列の表示や変換について扱う理論であるため、かなり近くに隣接していて実質的には同じ振る舞いができることも多いです。

特に機械学習の中でも複雑な内部状態を持つニューラルネットワークでは大量の計算を介して実質的に圧縮と解凍を行えることがよく知られており、それに特化させたオートエンコーダという古典的な手法が存在するほか、エンコード・デコードという表現もカジュアルによく使われます。「生成AIにより高い圧縮率を実現」という記事も読んでみましたが、これもその類であると思われ、比喩ではなく実際に圧縮を実現していると言って差し支えないと思います。

gigazine.net

ただ、こうした使い方は「無数の画像で学習させたネットワークが、推論過程で新しい画像を圧縮・解凍する用途に使用できる」という話であって、「学習によって無数にあるデータセットの画像を圧縮し、推論によってそれぞれを解凍している」という話ではありません。たまに「生成AIはデータセットの中身を圧縮して持っている(から児童ポルノを含むデータセットで学習した生成AIは児童ポルノを含んでいる)」とか言われているのは後者の話で、そちらについてはまた別個に考える必要があります。実際にデータセット全体を圧縮して保持していることは恐らく有り得ない一方(情報圧縮率が非現実的すぎるので)、外から見て部分的には情報を圧縮して保持しているかのように振る舞うことは十分に考えられ、その挙動が比喩の範疇を出ていけるのかどうかは僕にはわかりません。

 

817.生成AIについて、3次元っぽい出力についてはなんらかの規制は入れた方がいいような気がしますがどう考えていますか?

アイコラや首相に変なことをしゃべらせる動画など、前までもできたことですがそこに簡単にリーチできるのは結構問題だと考えています。
利用者や開発者の倫理観やモラルに頼るというのもいろいろな論争を見ていると正直厳しそうですし(あれが総意ではないことは理解しています)

まあそうですね。何か社会的な問題を引き起こしそうな度合いがイラストの出力よりはリアルな動画の方が大きいだろうという見込みは概ね正しそうな気はします。

とはいえ生成AIからの出力が二次元イラスト系なのか三次元リアル系なのかははっきり峻別できるものではないですし、結局は単純に出力されたもののの使い道とか影響を個別に見る方が現実的な気はします。

 

818.自分がスマホで撮影した写真をネットを通じて送り遠くの人がスマホで見れるのは標本化・量子化・符号化・変調・復号が関わっていると習いました。生成AIが行っている事はこれらと関係する部分がありますか?

これも難しい質問ですね。技術的には難しくないですが日本語が難しいです。

そもそもスマホ含むコンピュータが扱う画像は全て標本化・量子化・符号化・変調・復号などを行う前提で全てが設計されているので、生成AIも画像を扱う時点でそれらが関係するのは間違いありません。ただそれはphotoshopとかLINEスタンプとかデジタル画像が絡むもの全てが同じ事情なので、生成AIだけが強く関係しているわけでもないです。

これは「カレーのレシピに風力発電は関係しているのか」みたいな質問に近くて、まあ農業とかを介して関係してると言えばしてるけど、カレーを作る人が皆意識してることはまずないし、とはいえSDGsなカレー作りとかで意識する人も一定数はいるだろうなみたいな感じです。

 

819.生成AIを巡る議論の誤解を解くために記事を書かれたはずなのに、反対派の人に全く理解されていないどころか、思い切り馬鹿扱いされていて居た堪れない気持ちになりました。頑張ってください。

ありがとうございます。

文章をどう読んで何を言うかはその人の自由なので何でもよいです。また、お題箱への投稿に答えるという体裁の都合上、記事冒頭で生成AI反対派のツイートを完全に否定するところからスタートしてしまったので、そこが反対派閥の人にとっては敵認定のフィルターになってしまったところも確実にあると感じます。

今回に限ったことでもありませんが、議論用の脳内メモリを1bitしか確保していないので敵or味方以上の情報量を扱えない方が世の中に少なくないことは何度かのバズを経て既に重々承知していて、そういう層までフォローすることはもう諦めています。

 

820.法学で用いられる善意という専門用語が、異なる意味を持つ日常語の善意と一致している事って「たまたま」なのでしょうか?必然的に一致した訳ではないのでしょうか?

歴史的な経緯については確認していないのでその文脈では不明です。

いま辞書を引けば異なる内容が同じ字で表されていることを偶然にも発見するだろうという程度のニュアンスで「たまたま」と表現しましたが、わざわざ一致するような一定の経緯はあったかもしれませんし、恐らく実際あるでしょうね。

 

821.『AIの文脈で使用される「学習」という言葉は機械学習分野の学術用語で、日常語の「学習」とは異なります』というのは『青魔道士の言う「ラーニング」とはモンスターのアクションを観察し青魔法として修得する技能の事を指し日常語の「ラーニング」とは異なります』のような事でしょうか?

そうです。ゲーム用語もたまに独自の意味を強く含んでいることがあって難しいですね(特にカードゲームなど)。

 

 

何か買ってもらえると嬉しいです。

www.amazon.jp

24/2/6 2023年買って良かったもの

お題箱から

815.「2023年に買ってよかったもの」の記事書いてください!

まとめ

DMMアフィリエイト公式から提携の打診が来たのでこの記事を書く前に契約してアフィリエイトリンクで小金を稼ごうと思っていたのですが、いざ申請したら普通に弾かれました。

アニメとか漫画のキャプ画像をベタベタ貼っているブログを通すアフィリエイトサービスはないらしいので、今後も特に報酬が発生しない無料ノンアフィリンクでやっていきます。

 

2023年買ってよかったもの

プロバーベル

筋トレ用です。

今までずっとプレートを自分で付け替えるタイプのダンベルを使っていたのですが、重量を変えるたびにカラーを外してプレートも外して新しいプレートを付けてカラーも付け直すという作業が面倒でした。可変式ダンベルは目盛りを回すだけで重さを変えられるため、1分くらいの付け替え作業が5秒に短縮されます。トレを中断せずに気軽に重量を変えられて重宝しています。

可変式ダンベルの中でも個人用ならほぼ最上位帯のモデルを買いました。値段もけっこう高いのですが、どうせ今後ずっと使うし自宅でトレする分だけジム代が丸々浮いているので実質無料です。

他の可変式ダンベルと比較したプロバーベルのポイントはこの辺です。

  • どの重さでも形が自然
    安いやつだと留め具とかの都合で側面が出っ張ったりして扱いにくい
  • 重さ変更幅が1.5kg均一
    安いやつだと2~3kg程度の不均一刻みのことが多い
  • 最大重量が41.5kg
    他のやつだと最大でもフレックスベルの36kgまで

 

ワークマンの防水デイバッグ

workman.jp

今まで防水でないリュックを使っていたのですが、傘を差すのが下手だったり自転車移動だったりで濡れて浸水する事故が何度か起きていたため防水リュックに乗り換えました。

ネットでの評判がやたら良いワークマンだけあって性能は本物で、撥水ではなく防水布地なのでそもそも水を通さず、ファスナーも隙間が出来ないタイプが使われています。実際に何度か雨に晒されていますが今のところ一滴も通していません。

その癖値段が異常に安く2980円で買えます。いい年をして2980円のリュックをメイン装備にしているのは中学生かよという感じもしますが、その値段で完璧な機能のリュックが買えてしまうので仕方ありません。容量もそれなりにあり、大量の本に加えてノートPCくらいなら入って普段使いで困ることはありません。

 

フィリップスの電動シェーバー

古い電動髭剃りがいよいよ死にかけ、もはやフル充電でも髭を剃り終わるまで電池が保たなくなってきたので購入。本来は12000円くらいする高級シェーバーですが、たまたまタイムセールで半額くらいで買えました(これは一番安いモデルで、上位モデルはもっと高いらしいです)。

魔法少女のステッキみたいな変な形をしており、直線に動かす普通の髭剃りと違って円状に回すような独特の軌道で剃ります。皮膚に当ててクルクルしているだけで魔法のようにスルスル剃れてかなり楽です。古い髭剃りは剃ったあと少しヒリヒリしたのですが、これはダメージが全然なく、ドライでも剃れるので急ぎのときも便利です。剃刀負けするのは自分の皮膚が弱いからではなくシェーバーの問題かもしれません。

 

アイマスク&耳栓

耳せん ケース付き 3ペア(6個入) - ダイソーネットストア【公式】

加齢の影響で眠るまでに時間がかかることが増えてきたので購入。

移動用ではなく普通に自宅のベッドで使っていますが、思った以上に効果があってスヤスヤ眠れて重宝しています。特に明確なライトとか騒音がなくても、ベッドの中で何となく目を開いてしまったときに映る視界とか窓の外から聞こえる小さな排気音で実は意外と睡眠が妨害されていたのだなと実感します。

とりあえず使えれば何でもいいと思って適当に買ったのでチョイスした商品へのこだわりは特になく、耳栓は6個100円(1個16円)というダイソーの超コスパ品ですが不調ありません。寝てる間にどっかいってけっこう失くしますし、衛生的にも定期的に買い替えた方がいい気がするので安いやつが良さげです。

 

ダイソー3Dパズル

メタル3Dパズル(ミリタリー) - ダイソーネットストア【公式】

なんかダイソーで売ってたので買ったらやたら面白く、ダイソーの玩具コーナーの評価を上げた名作です。

メタルパズルという子供向けっぽい楽しげな名前ではありますが、実際には小型のレンチとスパナを両手に持って爪より小さなネジとナットを摘まんでワッシャーを挟んで締めていく作業が基本のシビアな工具組み立てで、それが50パーツ以上もあるのでなかなかの労力を要求します。工学部出身なので手先が器用な僕でもしんどい作業のため、たぶん大人でも3割くらいは完成に至る前に挫折すると思います。

補足494:僕がたまに言う「工学部出身だから手先が器用」っていうのは「別に工学部って工作する学部じゃないから手先の器用さは鍛えてないだろ」っていうツッコミ待ちのギャグなんですが、多分今まで一度も通じたことがないので封印した方がいい気もしてきました。(工学部出身であることとは無関係に)僕の手先が器用なのは本当であるところが更に話をわかりにくくしています。

驚くべきはその価格であり、ダイソー産なのでこの物価高の時代に驚異の1個100円です。低コスト化を実現するために恐らくこれ専用に発注された部品ではなく一般規格の余りものみたいなネジ類が流用されているのがまた独特の良い味を出していて、工場の隅っこで余った部品を組み合わせて玩具を作るツナギのオッサンみたいな気分になれます。しかも検品コストも浮かせているのか紛失への配慮なのか、基本的にパーツが10個以上は多めに入っている適当ぶりです。

元々6種類のシリーズだったのですが、好評につき第2段もリリースされたようです。どうせ100円なので複数買ってきて自分だけの機体を作り上げてもいいかもしれません。

 

iPad(第10世代)

www.apple.com

ASUSの高級ノートPCが僅か一年半で逝ったので代わりに購入。

旧ノートPCは自転車の荷台に乗せてガタガタ揺らしていたのが壊れた原因だったのでレッツノートのような頑丈な機種を検討していたのですが、やたら高いのでいっそと思ってタブレットに乗り換えました。物理スペックにこだわるとどうしても15万円くらいはしてくるノートPCに比べると7万円くらいで済むiPadは相対的に安いです。

タブレットをノートPC代わりにできるかどうかには諸説ありますが、僕は重い作業はデスクトップPCでやる想定で(デスクトップはFRONTIERでGPUが乗ったけっこういいやつを買った)、ノートPCは出先でブログや小説を書く用途でしか使いません。電子書籍を読むのに使っていたFireタブレットをiPadの持ち歩きに統合できるのもいい感じです。

今のところ、軽い折り畳みキーボードも購入してノートPCとして特に問題なく使えています。気軽に開けてノートPCと違って起動の手間が要らないのもいいですが、若干の欠点としては、どうしても普段使っているデスクトップのWindowsとはOSが異なるため、MS製品を中心にしたアプリの挙動とかクラウドを介した細かい互換性が微妙になるのはやむを得ないところではあります(どれも頑張れば何とかできそうだが、いちいち頑張ること自体が面倒)。

 

死亡遊戯で飯を食う。

単にラノベとしての内容という枠組みを超えて人生でいい動きをしてくれたので買ってよかったものに入れます。

お題箱でサジェストされて読んだら主人公が萌えすぎてドはまりして35000字の二次創作を書き、久々にメロンブックスのリアル店舗で特典目当ての複数買いなどをしてすごいオタクパワーが蘇りました。わりと人を選ぶラノベなので俺だけが好きなやつなんだろ?と思っていたら普通に『このライトノベルがすごい!2024』新作1位を受賞しており、それはそれで早い段階からハマっていたのが流れを見極める眼力あったなみたいな感じで嬉しかったです。

補足495:昔は好きな作品が流行ると安直で無個性な好みしか持っていないようで微妙な気持ちになりましたが、この年齢になると時代の流行をキャッチする感性を持っていることに価値があるので普通に嬉しくなります。

補足496:ただニコニコ静画の漫画版(→)は滅茶苦茶な展開が受け入れられず荒れすぎた挙句にコメント欄が封鎖されており、結局誰にどう受けているのかが見えにくい作品ではあります。

正直なんか今までありそうでギリギリなかったけど需要は確実にあった枠にぴったり居場所を見つけたみたいなポジション取りで勝っているタイプの作品で、単独のクオリティが傑出しているわけではないのでそこまで万人にオススメできる感じでもないですが、それも非常に正しい娯楽作品としてのライトノベルをしていて好感度が高いです。