LWのサイゼリヤ

ミラノ風ドリア300円

23/9/20 2023年1月消費コンテンツ

うかうかしていると消費コンテンツまとめが1年遅れになりそうなのでテンポよく消化していきます。

メディア別リスト

漫画(6冊)

僕のヒーローアカデミア(31~36巻)

書籍(5冊)

無敵の筋トレ食
史上最強のFP3級テキスト 22-23年版
オートポイエーシス論入門
自宅で楽しむダンベルトレーニン
第三世代システム論

映画(1本)

竜とそばかすの姫

アニメ(24話)

新米錬金術師の店舗経営(全12話)
水星の魔女一期(全12話)

資格(1個)

データベーススペシャリスト

 

良かった順リスト

人生に残るコンテンツ

(特になし)

消費して良かったコンテンツ

データベーススペシャリスト
史上最強のFP3級テキスト 22-23年版
オートポイエーシス論入門
水星の魔女一期(全12話)
自宅で楽しむダンベルトレーニン
僕のヒーローアカデミア(31~36巻)

消費して損はなかったコンテンツ

第三世代システム論

たまに思い出すかもしれないくらいのコンテンツ

新米錬金術師の店舗経営(全12話)
無敵の筋トレ食
竜とそばかすの姫

以降の人生でもう一度関わるかどうか怪しいコンテンツ

(特になし)

 

ピックアップ

水星の魔女一期(全12話)

ガンダムはファーストとZしか見たことないが、百合豚なので百合に釣られて見た。なかなか面白かった、「やめなさい!」はめちゃめちゃ良かった。

冒頭が露骨にウテナなので令和らしいフェミニズムの話かなあ(ウテナは早すぎたので今やる意義も大きい)と思っていたら、親子関係を家父長制に単純化せずにきっちり描いているあたり「さすがはガンダム」という貫録。Twitter漫画なら父親が悪で娘は自立するというだけのテンプレートを使えば十分かもしれないが、「実際の親子関係はもっとアンビバレントだよね」というところをちゃんとやっている。ロボットアニメとしては標準的ではあるが、女性主人公でも令和の安直な風潮に乗らないのは偉い。

これはフォロワーの誰かが言っていたと思うが、「水星の魔女は視聴者みんなが期待しているような話にはならないけど、期待しているような話になっていたら凡作だった」というのは本当にそうだなと思う。二期もプロスペラが悪いやつだからスレッタがちゃんと自立して~みたいな話がTwitterでは期待されているが、たぶんそうはならないと思う。ガンダムはそういうスカッとジャパンみたいなコンテンツではないから、もうちょっとモニョっとした展開に進むはずだ。

ガンダム同士のバトルが決闘メインになっていたのは、新規視聴者向けっぽいし実際見やすくて良かった。Zまでしか見てない癖に非難するのも気が引けるが、正直ガンダムコンテンツ全てにおいて「部隊同士が宇宙で打ち合いしてるシーン」は誰が参加してて何が起きてて結局どのくらい勝ったのかよくわからんし退屈だと思っている。決闘は宇宙銃撃戦とは真逆で、誰と誰が戦っているか、その勝敗や得たもの失ったものもはっきりわかる。

ちなみにこの記事を書いている時点では第二期の放送が終わって完結しているが、まだ見ていないし見るかどうかは不明。

 

データベーススペシャリスト

データサイエンス系資格の一つとして取得。

割とバリューのある国家資格で、データサイエンス系の資格としては統計検定1級とデータベーススペシャリストで双璧みたいな認識。いまどきデータベースを使わないアプリやサービスはまあ存在しないので、とりあえず取っておくと割と色々なところで「これってこういう話か」と分かるようになることも多い。

教本について書いたとき、試験についてもだいたい書いたのでそちらも参照(→)。

 

竜とそばかすの姫

テーマ曲が良かったので見たが、これはいわゆるクソ映画というやつでは!?

ただ面白いと思わなかっただけではなく、なんかもう全部ダメじゃない?と思うのは最近の俺ではそこそこ珍しい。アイドルアニメとかにもちょいちょいあるが、ライブシーンだけ凄いクオリティで作ったら他は適当でいいでしょみたいな舐めた制作をやめてくれ。

面白くできるところを逆張りで面白くなくして、面白くないところが順張りでそのまま面白くない印象を受ける。リアルワールドでは細田守らしい人間関係のトンチキぶりが描かれ、サイバーワールドではディズニーっぽい勢い任せのトンチキぶりが描かれる。どっちもカスカスな割には何も噛み合っていないのでシナジーもなく、マイナスとマイナスを足して大マイナスだ。Uと全然関係ないところでラブコメするの別作品でよくない? 学生たちがUの関係者じゃないなら配置しなくてよくない?

「竜の正体は実は全然知らん子供だった」という最大の逆張りギミックは稚拙すぎて涙が止まらなかった。確かに、主人公の母親が川で「自分の命を捨てて見知らぬ子供を助けた」という尊さを、主人公自身もベルのアバターを捨てることで示したかったのはわかる。ただ、リアルワールドとサイバーワールドの描写が全く繋がっていないために、主人公にとってのベルというアバターのバリュー、そして決断によって失うものの大きさが分からず、自己犠牲が響かない。この話をやるなら、ベルはミュージックビデオ用のキャラではなくて、主人公のアバターとしての側面をきっちり描く必要があったはずだ。逆張りが駄目と言ってるわけではなく、ちゃんと詰めてやってほしい。

 

新米錬金術師の店舗経営(全12話)

まあ面白くはなかった! 三話の「殺す!」が最大瞬間風速で、そこを超える風が吹くことはなかった。

一応、「絵柄が可愛くて緩そうな割には金銭とか地位とか仕事は色々けっこうシビアなんですよ」っていうのが作品独自の売りなのはわかるし、そこはけっこう頑張っているとは思う。主人公が金には厳しくて仲間の萌えキャラにもきっちり返済を要求したりとか、主人公がドライな世界でも有効なコネ人脈を活用してたりとか、ちゃんと教育を受けた主人公が他のボーっと生きてる連中より明確に何ランクも強かったりするのは面白い。

流通の話を扱う気概もあって店舗経営という名前に偽りはないのだが、そうはいってもストーリーに葛藤がなく毎回ヌルっと終わるので「なんかシビアさは垣間見えたけどまあ何も起こらん回だったな」みたいな感想になりがち。

最強女性主人公系の萌えアニメではあるので、見てもよい。

 

無敵の筋トレ食

筋トレ自体はもうだいぶ慣れてきて、食についてもなんか学ぼうと思って読んだ。

ただ、あまり期待したような内容ではなかった。確かに筋トレ食について語られてはいるが、話のレパートリーが「極めて常識的な話」「人によってまちまちな話」「作者の体験談」の三種類しかなく、求めている「誰でも使える汎用的な知識」がほとんど見当たらない。エビデンスを書いてほしいところに「地球の恵みが~」みたいなポエムが書いてあったりするし、精神論に絡めていちいち反語や挑発を使うのでやや読みづらい。

作者が在野で自己流のおっさんならわからない話でもない。ただ東大院を出て体育系大学に勤務しているインテリ系ボディビルダーのはずなので「何故こんな内容に……?」と思いながら読み進めていたが、しらばく考えてピンときた。

この人、たぶん「全てを自分の身体で検証してきたタイプ」のインテリだ。確実に信頼できる極めて初歩的な基礎理論だけ抑えておいて、あとは人による個体差もあるので、自分の身体で一つ一つ検証して自分だけのベストプラクティスを見つけるというやり方を当たり前にやってきた人だと思う。だから読者にも「このやり方が良い」と一つ提示するのではなく、読者自身もそういう地道な検証作業を自分でやることを前提としていて、その助けとして「俺の場合はこうだったよ(お前もそうかはわからないけど、お前はお前の物語を紡げ)」みたいな内容になっているのだろう。

そのスタンスにはけっこう共感できるが、しかしそれはそれとして、個人的に筋トレ食に関してそんなに色々試すほどのモチベーションはないので、役に立ったか立たなかったかと言われれば立たなかった。

 

僕のヒーローアカデミア(31~36巻)

30巻まで読んで疑問だった、「結局ヒーローの本質的な部分は主人公たち学生には隠蔽されてホークアイのような大人のヒーローに押し付けられているのでは」というところに明確なアンサーが与えられていたのは良かった。「それでも犯罪者を理解したい」というデクの性善説が一つの答えとして成立している。これで何となく死柄木が救われてENDになる予感がしているが、トゥワイスはもう死んでるんだよな……

能力バトルの能力は概念系にインフレしていくのが常だがヒロアカはセーブしているなと思っていたら、『新秩序(ニューオーダー)』とかいう終わってる能力がいきなり出てきてかなり笑った。それ個性で済む範疇か?

 

史上最強のFP3級テキスト 22-23年版

FP3級用に購入。

FPのテキストは似たようなものがいくつも売っているので好みで選べばよいが、これは色使いがカラフルなのと、帯に「カバー率98.5%」と書いてあるのが好印象だった。何となくまとめたのではなく、ちゃんと実試験ベースで有効性を検証してカバー率を調べているということ、1.5%はカバーできていないことを認めた上でそこまでカバーするのは現実的ではないと判断しているのは信頼できる。

俺はFP周りの知識に関しては一般常識も含めて本当に一切知らなかったので(年金が継続給付システムであることすら知らなかった)、たっぷり20日くらいかけて内容をまとめるノートを作りながら頭に叩き込んだ。これは資格教本である以上は仕方のないことだが、あくまでも形式的な知識をまとめてあるだけなので、特例などについての細かい理由や経緯については自分で調べる必要はある。社会制度にしても、ちゃんと理解しようとしたら結局は制定経緯をまとめた論文とかを漁る羽目になるのだと初めて知った。

FP3級自体は7月あたりに取得したので、その月の消費コンテンツ記事でまた何か書くかもしれない。ちなみにこの記事を書いている時点でFP2級の受験も終わり、そちらも合格が確定している。

 

自宅で楽しむダンベルトレーニン

自宅トレのため読んだ。

レーニング入門本はほぼ「自宅での自重トレーニング」か「ジムでのウェイトトレーニング」の二択であり、「自宅でのダンベルトレーニング」に特化した本は実はあまりなかった。もちろんダンベルトレーニングに触れている本は多くあるのだが、他のトレーニングと一緒に解説という扱いでしかないので、使わない紙面が多くてコスパが悪い。それを踏まえて概ね期待通りの内容で、色々な部位について色々なトレーニングが紹介されていてよかった。良著。

 

オートポイエーシス論入門

サイゼミ用。何かと混乱しているオートポイエーシス理論を、既存の論者であるマトゥラーナルーマン、河本の問題点を整理しながら明晰な形で定式化してくれる非常にありがたい本。定義とか理念レベルでコンセンサスが取れていない分野なので、その功績は計り知れない。

読んだ理解としては、オートポイエーシスはやはり科学と言うよりは世界の見え方を扱う哲学か文学だなという印象。創発や相互浸透を念頭に置いている以上、再現性のある実証や予測にはどうやっても適合しない。日本の論者である河本が近年では理論的な書籍ではなくエッセイ調の書籍をよく出すようになったことにも頷ける。

 

第三世代システム論

サイゼミ用。『オートポイエーシス論入門』で山下が批判寄りに取り上げている本だが、まあ問題なく読める。

タイトルにわざわざ「第三」とあるように、第一世代システムと第二世代システムを丁寧に説明してから立ち位置を語るのでかなりボリュームがある。記述が丁寧なのは良いが、逆に言えば遠回りで脱線が大規模になりがちなきらいも。割と唐突に挿入される思想の話って必要か?