LWのサイゼリヤ

ミラノ風ドリア300円

20/4/29 お題箱回

・お題箱63

124.UTDvsKSUをやるとしたらLWさんはどっちに入るんですか?

言うほどUTDにコミットしてないのでKSUだと思います。

125.この人のようになりたい!というような、憧れている人物はいますか?
実在する(実在した)人でも、フィクションのキャラクターでも構いません

特にいません。全然思い付かないです。

126.就職されたってマジですか?
どのような職業に就かれたのでしょうか

就職はしましたが、職業を書くとその業界の人みたいな文脈が生まれそうなので秘密です。DMで聞いてくれれば答えます。

127.いつも素晴らしいイラストのリツイートありがとうございます。
ところでお気に入りの絵師ってどうやって探してますか?

いえいえ……
なんか昔から「俺の画像フォルダが火を吹くぜ」みたいなこと言うオタクいますけど、本当に偉いのは最初にイラストを描く絵師だけなので、それを集めたり貼ったりするだけのオタクは何者でもないですよ。

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とはいえ、今って本当に星の数ほどの絵師がリアルタイムに活動していて、絵師の探索はゲームや映画の探索にも匹敵する娯楽です。僕もよくそれをプレイしていますが、アクティビティとしては良質な絵師のTwitterアカウントを捕捉するのが目標になります。つまり、絵師は基本的にTwitterと対応するものとして考えています。
理由としては、いまどきTwitterをやっていない絵師は非常に少ないこと、一度Twitterアカウントを特定すれば過去・将来の絵が捕捉しやすいこと、ツイートの日時や背景文脈までもイラストの情報に含みたいことなどが挙げられます。

Twitter内で探すのが一番楽なのは、FF比が100以上で4桁以上のRT力(リツイートぢから)を持つトップ絵師です。

(FF比235、RT力1000~10000)

こういった絵師は作品名・キャラ名・性癖などで軽くキーワード検索をすればすぐに「話題のツイート」に出てきますし、イラストに強くないアカウントでも適当に他人のファボ欄を覗くだけで簡単に発見できます。

問題は、そういった手段では発見できない絵師です。

 (FF比3.45、RT力100~500)

このイラストは高いクオリティの割にはまだまだRT数が少なく、ちょうど今絵師の実力に評価が追い付くフェイズに来ているようです。4/27に1000フォロー報告をしていますが、4/29時点のフォロワー数は1500あり、1ヶ月後にはFF比10くらいになっていてもおかしくありません。

こういった隠れた良絵師を発見するには自ら意識して情報を取りに行く必要があります。
興味のある検索ワードから画像付きのものを全てチェックするのも方法の一つですが、やはり確実なのは情報収集力のある他人から情報を得ることです。性癖やイラスト評価が合致するアカウントを見つけ、そいつのファボを漁ることで新しいイラストと絵師にアクセスできます。知り合いでも知り合いでなくても、フォロワーのファボ欄は一度くらい覗いて情報収集力を確認しておくことをお勧めします。ファボが上手いやつのリストを作ってもいいでしょう。
特にオススメは絵師のファボ欄を漁ることです。絵師は付き合いの都合で知り合いや仲良くなりたい絵師のイラストに過剰反応する傾向があり、RTやファボ欄から簡単に距離の近い絵師の情報を拾えます。その絵師自身が自分のイラストで性癖を開示していることもあり、ファボ欄から芋づる式に類似絵師が連鎖していくのは非常によくあるパターンです。
つまり絵師は探索対象であると同時に情報源でもあります。お気に入り絵師のアカウントはどこかに控えておいて、定期的に新規イラストを確認すると同時にファボ欄や直近のツイートにも目を通して新しい絵師がいないかどうかチェックすると良いです。僕はそのためだけのアカウントを持っています。

さて、最後の問題はTwitterネットワークでは発見が難しいほどTwitter上での存在感が小さい絵師です。

 (FF比1.6、RT力0~50)

このイラストは現状で50RTですが、題材とクオリティ的にはもう10倍は拡散されてもおかしくありません。実力に評価が見合っていない典型的な事例です。しかし、そもそも露出が少ないアカウントのイラストは他のアカウントからリンクされることも少なく、発見は困難です。
こうした状態にある絵師としては、単純に実力をどんどん伸ばしてきている段階だったり、他で活動していた絵師がTwitterアカウントを作ってから日が浅かったり、外国籍の絵師で日本Twitterオタク界隈と上手くコンタクトできていなかったりといったパターンがあります。
こうしたケースを拾うにはTwitter内部の情報収集ではどうにもならず、Twitter外で情報収集する必要があります。

ところで、昔はネットに公開された個人作品は公共物扱いでしたが、今では著作権意識も高まり、いくら個人製作で無料公開されているとはいえ、ツイートではなく画像そのものを転載するのは限りなく黒に近いグレーです。よって、現実ではそうした手続きを参照することは推奨できません。
ここから先は現実とは全く関係のない僕が書いた小説についての話となりますが、海外サーバーのアレとか大型掲示板のソレは非常に強力な情報ソースです(一応言っておきますが、漫画村のように商業作品を勝手にアップロードするやつではなく、あくまでも個人が無料公開したアマチュア作品だけです)。ネットに上げられたイラストがブルドーザー収拾されて性癖別に細かく分類され、極めて検索性能が高いです。

補足292:Buhitterは作品名やキャラ名を指定できる場合は有効ですが、性癖での検索には非常に弱いです。

補足293:角煮の腋画像スレは抗争の末に「毛・臭いNGの綺麗な腋イラスト専門スレ」と「剃り残し等の汚い腋イラスト専門スレ」に分派しています。

リスペクト精神(?)のあるサイトはイラストをツイート状態で収集していたり(ちなみに正しい手順を踏んだ埋め込み形式のツイート引用はTwitter利用規約でも認められており明確に白です)、作者のTwitterやpixivへのリンクを貼っていたりすることもあるのですが、大抵のサイトは画像がポン置きされているだけです。
よって、作者のTwitterアカウントを発見するという目標を達成するためには、その画像だけを手掛かりに作者を特定する作業を行うことになります。今では画像検索技術が確立されているのでそれほどの手間ではありませんが、使い物になる検索エンジンGoogle画像検索とSauceNeoくらいです(goo画像などはほとんど役に立ちません)。特にブラウザがChromeの場合、拡張機能であるFast Image Researchが便利です。画像上で右クリックするだけでGoogle画像検索が可能になり、Google窓を開いて画像URL入力画面にコピーペーストする手間を大きく削減できます。

後半はオリジナル小説の設定の話なので現実で役に立つかどうかは全然わかりませんが、運良くお気に入りの絵師を見つけられたらイラストを積極的にRTするなりfanbox等の投げ銭サービスを使うなりして応援できると良いですね。