LWのサイゼリヤ

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22/3/27 お題箱96:統計コンペ、ホロライブ最強議論、資格勉強etc

お題箱97

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399.統計検定合格おめです。
個人的に興味あるので Kaggle とか TopCoder Marathon Match, AtCoder Heuristic Contest, Codingame, その他データサイエンス系コンペ みたいな統計スキルが直結するタイプのコンペに出てみて結果教えて欲しいです。

ありがとうございます。

データサイエンス系の資格は他にもいくつか取得しようと思っていますが、コンペ・コンテスト系の催しにはほとんど関心がないです。それは現在のところ僕は実世界を改善することを目指すエンジニアではなく数学的な理論を楽しむディレッタントだからです。僕の主目的は自分の知識のスキルツリーを育てることで、現実の課題に対してソリューションを得ることではありません。

補足412:全てにおいてそうというわけではないですが、僕はスキルツリーを確実に育てたいがために一度得た知識がすぐ型落ちになる事態を嫌うことがあり、その傾向性は「すぐに却下される可能性がある最新の知識を追わず、自然淘汰を経て定着した知識を回収しようとする」=「意識的にレイトマジョリティでいようとする」挙動として発現します。例えば僕が技術的な知識にアクセスする目安は「オライリーが日本語訳の解説書を出す」くらいの段階です。その段階はもう自分で最新の英語論文にアクセスできるようなアーリーアダプター層が吟味し尽くして生き残った知識の上澄みが日本語の簡単な解説書しか読まない情報弱者向けにようやく降ろされてくるフェイズで、それ故に定着されるべき知識であると判断できるからです。

とはいえホワイトボードとペン基準の知識しか持っておらず実装が全くわからないのもどうだろうという気持ちはあるので、基礎的な実装に関する知識だけ軽く齧る目的で少し参加するのはアリです。もしかしたら僕が常に持っているゲーム志向がコンペにカチッとハマって普通にのめり込む未来もあるかもしれませんし、温度感は気が向いたときにやってみてから考えます。

 

400.LWさんのブログで紙の終わってる(場外戦術や治安の悪さ)を話題にするので思ったんですけど、麻雀漫画みたいにイカサマでも場外戦術ハッタリ使っても状況として勝つ!みたいな描写を描く作品ってあるんですかね?あまり見ないし、そもそも何が何でも勝つ!みたいな態度を擁護する人も少ないのが個人的に意外だと思った
二次創作、もしくは販促じゃない作品ならそういう描写を中心としたバトルってあるんですかね

うーん? カイジみたいなギャンブルものでルールの穴を突いて勝つのは当たり前だし、ダービー戦みたいな勝負エピソードでイカサマとかハッタリを使うのもありふれているので、多分それ以外でってことですよね。
露骨にイカサマが肯定されるギャンブルジャンル以外かつ、(頭の良いキャラのちょっとした機転ではなく)作品内で一貫して何が何でも勝つというテーマで勝負を描いている作品ということになると、パッと思い浮かぶのはワンナウツとかでしょうか。勝負ごとの最大手はスポーツで、伝統的にスポーツ作品はフェアプレイが王道として受け入れられているとはいえ、邪道スポーツものとかは探せばけっこうあるような気もします。

 

401.それっぽいけど全然中身のない話ってできますか?

できると思いますが、「中身のない話」というのがどういう話か次第ではあります。言うて支離滅裂な文章でなければそれっぽい時点でけっこう中身はあります。

最初にパッと思い浮かぶのはTwitterでよくあるエビデンスがない割に主語がデカい人生訓みたいなツイートですが、アレはアレで実際に有効なシーンが無いわけではないので一概に中身がないとも言い切れないところがあります。
あとは最新ニュースをキャッチして色々意見を言ってるから普段から物を考えてるインテリなのかと思ってフォローしたら「あっこいつ目についた話題に脊髄でとりあえず逆に張ってそれっぽいこと言ってるだけで本当は全然中身ない!!」って一週間くらいで気付くやつとか、それは人に中身がないだけで話には中身があるのかもしれませんが。

 

402.ブログとか小説書くのに一番集中できる場所ってどこですか?

いわゆる作業場所的なところ、自室とか図書館とかスパ銭の休憩所とか喫茶店とか献血ルームとかです。机が広くてWifiと電源があって椅子が柔らかいと嬉しいみたいな一般的な基準以上のこだわりは特にありませんが、強いて言えば無料で一日滞在できる図書館が最強ではあります。ちなみにこの文章は両国のスパ銭にあるワーケーションスペース「湯work」で生成されています。

個人的には、最も集中できるベストプレイスを一つ探すよりは程々に集中できる場所の候補を移動圏内にたくさん持っている方が重要な気がします。どこだろうとずっと同じ場所で同じことをしていると飽きるので、直径1キロ圏内くらいの近場で複数の作業ポイントを作っておいて集中が切れたときに移動して気分転換するのが強い動きです。
例えば僕は朝から自転車で新宿に出て、新宿御苑とかコメダ珈琲×3とか図書館×3とかの作業場所候補で作業して、数時間スパンくらいで飽きたらチャリチャリ移動して1日を過ごすのが休日の黄金パターンの一つです。が、これは施設が充実している都心部じゃないと難しいのかもしれません。

 

403.そういえばsaize_lwのアカウントのリンク旧サイゼのままだよ

ありがとうございます。更新しました。
ちなみにそこから飛んでいるわけでもないと思いますが、旧サイゼは未だに遊戯王GXの感想記事(→)が定期的にリンクを張られて流通し続けています。

 

404.資格試験合格おめでとうございます。
「資格勉強はシャドバのラダーと一緒」という旨のツイートを拝見し、おお~やっぱ強いなぁこの人は…って震えていました。
自分は恥ずかしながら勉強ができない側の凡夫であり、偏差値55くらいの大学に行き、社会人になってからもひーひー苦痛を感じながら資格勉強をしてはギリギリの点数でなんとか受かるみたいなことを繰り返しているのですが、LWさんが勉強が苦痛ではない理由って何でしょうか?自分には理解できない感覚なので、勉強が苦痛ではない理由、また恐らくそうなった過程など少しでもアウトプットして頂けると嬉しいです。

ありがとうございます。

ただ最近は「資格勉強とゲームが一緒」というよりは立場が完全に逆転してしまい、その弊害が深刻になってきています。ゲームを起動しても10分くらいで飽きてすぐに勉強に戻ってしまうため全然進まず、ゲームコンテンツを消費できない上に周囲のゲーム話にも付いていけなくなっています。突然ポケモンがやりたくて新宿を走り回ってSwitchとアルセウスを買ったのが2ヶ月前ですが、まだプレイ時間が3時間しかなく、このままでは1年に1本くらいしか遊べなくなってしまいます。

資格勉強が苦痛ではない理由はたぶん複数ありますが、逆転してしまう程度にはゲームと同じようなものなので、ゲームのモチベーションをそのまま転用すればいいだけです。
ゲームのモチベーションといっても「対戦相手をリスペクトしてお互いに成長できるから」みたいなe-sports的な嘘の建前じゃなくて、本当の理由の方です。「雑魚を蹂躙するのが楽しいから」「自分の優秀さを確認して周りを見下したいから」「他人の人生を破壊したいから」とかそっちの方ですね。漫然と勉強していてもつまらないので、モチベーションから逆算し、こういうインセンティブが機能するように自分で資格勉強をレベルデザインするのが一番良いと思います。

「社会人になってからもひーひー苦痛を感じながら資格勉強をしてはギリギリの点数でなんとか受かる」というのはたぶん趣味ではなく会社に言われて受けているのだと思いますが、それではモチベーションが上がらないのも仕方ないと思います。資格を取って周りと同じ水準になるのはマイナスをゼロにしているだけで、ゲームリザルトとしては「引き分け」だからです。最終到達点が「勝ち」以外になっている時点でゲームとして成立していません。
資格取得を明確に「勝ち」にするには、資格を取得したというゴール状態をゼロではなくプラスにする必要があります。つまり取得する資格のレベルを周りより二段階くらい上げるしかありません。これは「リスクを取ってリターンを狙え」みたいな話では全く無く、ゲームデザインの前提の話です。「周りと同じ水準になる」というのはゲームの目標としては機能しませんから、自分の優秀さを実感して周りを見下す勝利の快感を得るためには周りから突出するのが最低条件になります。
僕が統計検定で初手から1級を取ったのもそういうところがあります。僕は会社に言われたのではなく勝手に取りましたが、別部署で分析業務とかをやってる人が2級持ってるのは何となく小耳に挟んでいたので、「じゃあ今から2級取っても勝たんし意味ないから1級取るか」と思ってゴールを1級に定めました。

ところで「どこまでの資格を取れば自分が勝ったことになるのか」という勝利のライン取りは自分が見ている世界に相対的に決まってきます。上を見始めれば司法試験と医師免許を両方持っているような人も世の中にはいるわけで、そこを仮想敵に定めてもあまり良いことはないです。我々は勝ちの快感を味わいたいだけなので、むしろ軽く薙ぎ倒せる雑魚を探す方が建設的です。
いまどきTwitterで意識だけ高い割にはレベルが低い資格クラスタみたいのが無限にあるので、適当にフォローして交流しつつ「余裕で上位資格を取れてしまった俺はこいつらよりもめちゃ優れているな……」という勝利宣言をゴールに設定するのでも良いと思います。ゲームの快感がドライブする仕組みを資格勉強に作りましょう。

 

405.ホロライブが大好きになっているオタクはTLで10人くらい見ているのですが、最強議論スレ的な楽しみ方をしているのはLWさんだけで、面白い見方をしているなぁって思っています。Vtuberをアニメキャラクター存在として捉えようとしているスタンスは理解しているつもりですが、最強議論スレ的な見方をするのは「二次元美少女が強いほど嬉しい」という感情があるからでしょうか?またそれがYESの場合は、「二次元美少女があり得ないほど強いとファンタジー性が高まって嬉しい」という理解で合っているでしょうか? いやいや違います等含めてご回答頂けると嬉しいです。

ありがとうございます。最強議論スプシは随時更新中です(最新版では先週デビューしたID3期生が追加されました)。

docs.google.com

周囲からも俺しかやっていないと思われていますが、

Twitterで「ホロライブ 最強議論」とかで検索すると国内で3人くらいホロライブ最強議論クラスタが存在しており、新情報が出るたびに沸いている様子が確認できます。

「二次元美少女が強いほど嬉しい」はイエスで、「二次元美少女があり得ないほど強いとファンタジー性が高まって嬉しい」は概ねノーです。
異常に突出したハイスペックはファンタジックな感じが嬉しいというところはありますが、別に他の文脈でファンタジックでも特に嬉しくはない(有り得ないほど身体が弱いとか)のでせいぜい消極的なイエスに留まると思います。これは戦闘美少女を好むというシンプルな性癖です。

 

406.百合ップルは愛情が一方通行な方がいいと考えていますか?
(椿白花、サミーレイス、彼方立夏など、片方はもう片方の事が大好きなのに反対はそこまでではないカップリングが多く見られるため気になりました)

確かに!! 自分では全然気付いていませんでしたがそれは明確にあります。自分の小説で自分では気付いていなかった性癖が発見される閃き感は凄いですね。『こころ』が授業で取り上げられてるときの夏目漱石もこんな感じなのか?

たぶん別に一方通行でなくても良いのですが、お互いに好き好きな百合をかなり強く忌避しているというのが真相だと思います(画像とか動画でビジュアル的な旨みがある場合を除く)。自分が美少女になる場合はそれで全然いいんですが、外から見る作品としては抜きゲー的なものでしかなくてお話として全然面白くないからやるべきではないという警戒心があります。

 

407.お題箱回92の366で聞かれてた関連ツイートはhttps://twitter.com/vanity_ts/status/1430185493304598534で、それについて答えてたのがhttps://twitter.com/lw_ru/status/1431949351383801856だと思います。つい発掘してしまいました。

saize-lw.hatenablog.com

ありがとうございます。僕じゃなくてvanityのツイート拾ってこられる発掘能力が天才すぎますね。「こういう奴ら」との溝を徒に生むのは本意ではないですが、せっかく発掘してくれたことに敬意を表してリンクを張っておきます。

なんかこういうツイートしてる自覚全然ないんですけど、Twitter社のアルゴリズムは全てを見抜いているんでしょうか?

 

408.可愛い女を作るめーかーで、すめうじの登場人物を作ってみて欲しいです
LWさんが各キャラの顔をどのようにイメージしていたのか興味あります

作りました。以下のツイートに主要キャラを全部ぶら下げてあります。
いずれ生産コンテンツでこのイラスト込みでちゃんとプロフィールを書いてあげようと思います。

※可愛い女を作るめーかーはフォロワー限定公開になってしまったのでURL省略します……