LWのサイゼリヤ

ミラノ風ドリア300円

24/3/20 お題箱回147:コンテンツの選び方、ネットでの応答etc

お題箱回147

892.ちょうど今本当にどうしようもない側の人間なんじゃないかと思ってる者です。LWさんが社会に出たら意外とそうでもなかったということを聞いて元気が出ました。もちろん、私が本当にどうしようもない可能性はありますが感謝を伝えたくてお題箱に投稿しました。
話は変わりますがLWさんの今一押しの萌えキャラは居ますか?
私個人はスタレのホタルちゃんが熱いと思っています。

良かったですね。就職してからもどうしようもない人はリアルに居場所がないのでネットでその話をし続けますが、就職したら意外と大丈夫だった人はその話をわざわざあまりしないので出回っている情報が偏重しています(負の生存バイアス)。しばらく働いてみてダメそうだったら転職したり色々試してみればよいと思います。

一押しの萌えキャラは常に数十人以上いますが、ずっと熱いのはアークナイツのマドロック、スタレだと銀狼とか鏡流が好きです。ホタルやなのかは星とのカップリングに限って好きです。

 

893.摂取するコンテンツ(本、映画、マンガ、アニメ、ゲーム)をどのように探し、選んでいますか?現状は好みが同じ人間を探し、タイムライン監視とブログ巡回を行っていますが、供給が全然足りないです。アドバイスを頂けませんか。

特に事情がないときはランダムです。単に流行っている作品を見たり、「アベンジャーズ全部見る」とか言ってリストを作って走っていたりしていることもありますが、そういう特別な事情がない場合は流れに任せて適当に摂取しているということです。

例えばこの前『亜人』を読んだのはたまたま近くのGEOまで散歩したらレンタルコーナーに全巻揃っていたからですし、書籍も本屋なりブックオフなり図書館なりをブラブラして目に付いたものを手に取ったり、映画もアマプラの一覧画面を適当にサーフィンして目に入ったサムネをタップしたりします。アニメとゲームだけは一度手を付けたら拘束時間が長いのでもう少し真面目に吟味しますが、そう大きくは変わりません。

どんなにショボい作品でも見ていないよりは見ていた方が絶対によく、「次やることがない」と停滞している時間があったらランダムに手を伸ばしてたまたまタッチしたものを摂取した方がいいと考える派閥です。何の期待もせずに読み始めた漫画が面白すぎて人生に残るという出会いは意外とよくありますし(『亜人』もそうです)、逆にクソみたいな作品をいくつ引いてもそれはそれで学びなので出会いの価値は減殺されません。大抵のコンテンツは摂取し得です。

補足508:個人的には好みが同じ人が好む同じようなコンテンツに絞って摂取していると感性が先細りするのであまり良くない気がしますが、Z世代にありがちなコスパドリブンなら安牌だけ拾っていく方が効率は良いのでスタンス次第ではあります。

コツとしては、ネットで探すと情報が偏りがちだし一度に目に入るリストも小さいので、物理空間でコンテンツが並んでいる場所に出向いた方がいいです。どうも今までそういう経験がなさそうなので具体的な行動を書くと、まず「今日は未知のコンテンツを最低三個入手する」とノルマを決めて、家から一番近い紀伊國屋なりブックオフなりゲオなりヤマダデンキなりアニメイトなり図書館なりに行ってブラブラして、名前を聞いたこともない作品から面白そうなものを選びます。どうしても決まらなければ棚の前で目を瞑って手を伸ばして触れたものを買ってください。

補足509:ただこの手が使えるのは文化的な代謝が機能している地域に限るという説があります。例えば地方によくある古いカストリ雑誌と謎の写真集しか置いてない死にかけのジジイの体内みたいな中古本屋に出向いたところで全部外れのくじを引くのと同じで、なんかもう流石にこれは絶対意味ないでしょと思ったらまともなコンテンツ屋がある地域に遠征した方がいいです。さっきは「クソみたいな作品をいくつ引いてもよい」と書きましたが、限度というものはあります。

世の中にあるコンテンツの総量はもう既に人の一生で消費できる量よりも多いので、そうしていけば供給が足りなくなることは今後なくなると思います。

 

894.私はお題箱851本人ではないのですが、暇つぶしに過去記事を読んでいておそらくお題箱851の方がイメージしているのはこういう部分だろうと思った対応がありました、おそらくはリコリコ大反省会のコメント欄で「そうですね」としか返さないコメントと意見として受け取ってまともに応対しているコメントを仕分けしている振る舞いのことではないでしょうか。
加えて言えば、ああいうポイントのずれたコメントを相手取って伝わらなさそうなマジレスを延々してしまうのがご本人の悩み?な気がします。

なるほど、そういうことであればだいたいわかりました。確かに「そこは適当に流せばいいだろ」というシーンでめちゃめちゃ応答して泥沼になっている人はたまに見ます。

こういうとき「スルースキルを上げましょう」みたいな話になるのはあまり良くないと思っていて、「無理に自分のアイデアを押し付けるのは良くない」という方が僕の実感に合います。人の関心や能力は様々なので、誰しもがあなたのアイデアを理解しなければいけないということはまずありません。お互いに有益で建設的な未来に繋がる場合に限って応答を行えばいいということです。

大雑把な方針として、応答しようとしたときに「全く同じことの繰り返し」か逆に「元とは全く違う話」をすることになる場合はそもそも応答しなくていいケースがほとんどです。

例えばたまたま結論が被っているだけで過程の論点が全く違うケースや、単なる好みなどのそもそも議論できないことを吹っ掛けられているケースなどがそうです。こちらがバナナの味の話をしているときにバナナの形についてレスポンスされたとして、こちらからの応答は味の話の繰り返しか、形の話という全く別のトピックに乗り換えるかになります。そういうシーンではそもそも関心が違うと思われるので無理に合わせなくても流せばいいということです。

もうちょっと微妙なケースとして、関心は一致しているかもしれないが相手の言語能力的にやり取りがヘビーであることが予想されるケースなどもよくあります。例えば相手が結論だけ書いて過程の論点を何も書いていないケース、傾向論に対して個別論を語られているケース、こちらの主張をなぞっているだけのケース、既に反論が済んでいるケースなどがそうです。こちらの説明に不足があると思ったら補足すればよいですが、これ以上補足しようがないと思ったら応答を諦めてもよいです。

こういう応答を絞る感じはネットに特有の事情でもあります。対面の会話であれば話題がズレていくことは一つの生産性でもあって、そこまで厳密に関心や能力を合わせなくても面白い結果になることが多いのですが、それはリアルタイムの会話によって高速でフィードバックが回る条件に支えられています。

一方でインターネットでの見知らぬ相手とのテキストコミュニケーションは基本的に非同期かつクロックが遅く情報も落ちるのでなかなかそうはいかないことが多いです。また、そもそもインターネットのやり取りがコミュニケーションを志向しているとは全く限りません。「相手と意思疎通するために書き込む」というメールみたいな用途がある一方で、「単に自分がいま書きたいことを書き込む」という掲示板みたいな用途もあって、それはブログのコメント欄やTwitterのリプライ欄ですらはっきり峻別できるものではありません。

ちなみにこのブログ記事はあらゆる投稿に対して全レスしていますが、この状況はかなり例外的なものです。記事にする場合は応答が単なるレスポンスのみならず第三者に向けたパフォーマンスとしての側面もあるため、言ってしまえば投稿者とのコミュニケーションが厳密には成立していなくてもコンテンツとしては成立するという事情があります。相手が思ってるだけのことを書いたのに対応して僕も思ってるだけのことを書いてもそれなりに生産性があるというかなり特殊な環境です。

補足510:元々は「サイゼリヤで俺がダベってるようなことをネットでやる」という理念があってブログタイトルを「LWのサイゼリヤ」にしたのですが、基本的に会話が一往復しかしないというのが明らかにファミレスの状況とは異なる点にはメディアの限界が出ています。

 

895.一次創作を絡めた自分語りが恥ずかしいとおっしゃっていましたが、
他に恥ずかしいと思うことは何か聞きたいです。

本当に恥ずかしいと思うことは本当に恥ずかしいので書きませんが、カジュアルなものなら言い間違いとか勘違いの類は人並み以上に恥ずかしいと思う方です(何でも知ってますみたいな顔をしたいので)。

ただ勘違いを流す方向で対処していると誤りを指摘してもらえなくなったり相手が混乱したりと被害がけっこう大きいことにも気付いてきているので、「ありゃ、勘違いしてました」という一言をはっきり言えるのがいいですね。

 

896.スマホやpcのメモ帳ではなくアナログのメモを使っているのはどういった理由からですか。

まずタイピングに比べて書く速度が遅いので書いているうちに考えが色々湧いてくることとか、図を気軽に書き込めることがあります。これだけならペン付きのタブレットでも良いのですが、あまり語られない紙媒体の重要な長所として「ランダムアクセスが柔軟かつ高速」というものがあります。

補足511:ちなみに「ランダムアクセス」とは「ランダムなページへのアクセス」という意味ではなく、「任意のページへのアクセス」という意味です(適当に開いてランダムな情報が拾えるということではなく、今この瞬間に欲しい情報が何でもすぐにパッと拾えるということ)。情報用語として既に定着してしまっていますがかなりのクソワードで、「直接アクセス(ダイレクトアクセス)」とか「一発アクセス」と言った方が日本語としてはわかりやすいです。

物理的な厚さを利用して一回捲るだけで見たいページに辿り着いたり、中途半端にページを開いて一部だけ見ることができたり、違うページに指を挟んで同時に目を通したりと、いちいちページ全体を完全にリフレッシュしないといけない電子媒体よりもページを跨ぐアクセスの取り回しが良いです。

一方、大きな弱点として「一度書いた内容を消すのが困難」というものがあります(僕がボールペンを使っているからというのもありますが、シャーペンやフリクションペンを使っても結局消すのは手間ですし今度は不慮の事故で消える懸念が生じます)。何度も書いたり消したりして文章を洗練させていく推敲のような作業には全く向いていないため、決定版みたいな資料を作るための整理などはPCに移行して行うことが多いです。

これらのメリットデメリットを折衷するため、PCでメモした情報を印刷してノートに貼った上で更に書き加えるというような合わせ技を使っていることもたまにあります。

 

897.しげすぎちゃんに質問です。同人音声を沢山買ってらっしゃるようですが、買った作品はすぐ全部聴いているのでしょうか?同じ作品を何度もリピする事ってあるのでしょうか?
そもそも同人音声って例えばアニメとか小説とかそういう感覚で消費するコンテンツなのでしょうか?
同人音声の世界を知らなさすぎるので、どういう物かが知りたいです。

なぜしげすぎちゃんへの質問がこのブログのお題箱に入っているのか不明ですが(なぜ?)、一応しげすぎちゃんに聞いてきました。全て原文ママです。

 

Q1:買った作品をすぐに全部聴いているのですか?

A1:昔はその日に聴けるだけ買っていましたがコロナくらいから同時に3本以上買うとさらに安くなるというセールが頻発されてその日に聴いていないこともあります。今は買った日にどれか一つの1トラックから聴きはじめます。その聴き始めた作品を最後まで聴くかについてはタマタマさんが決めています。その日聴かなかった分については翌日以降か時間を空けてハースストーンやマスターデュエルをやりながら聴いています。寝ながら聴くことを推奨されているものは寝ながら聴いています。寝落ち配信を想像してもらえれば問題ないです。 

 

Q2:同じ作品を何度もリピすることってあるのでしょうか?

A2:あります。直前に寝ながら聴いているときもあると回答したように寝ながら聴けるものや、NTR報告はリピートがしやすいですね。

 

Q3:そもそも同人音声ってアニメや小説とかそういう感覚で消費するコンテンツなのでしょうか?

A3:稀にしかポルノコンテンツにお金を出さない人や時間を割かな人にとっては別の感覚なのでしょうが、自分にとってはあるいはTL上のポルノ中毒のフォロワーさんたちにとってはアニメや小説という感覚よりももっと身近なコンテンツです。好きな音楽を聴いてテンションを上げるような感覚に近い気はします。車で移動中は事故の危険から聴いていませんが電車で移動中であればほぼ聴いています。喫煙はしませんが、タバコに近いかもしれません。 

 

Q4:同人音声の世界について

A4:音声作品というのは音だけというこの超高速通信が当たり前の時代において本当にシンプルなポルノですが、それだけにイヤホンヘッドホン一つでどこからでも楽しむことができます。質問者さんの性別や性的な嗜好はわかりませんが、巷のポルノコンテンツの中で最も手頃に気軽に楽しめるものだと思いますので、一度DLsiteやFANZAで人気作品を2,3本買ってみてはいかがでしょうか。 

 

 

何か買ってもらえると嬉しいです。

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