LWのサイゼリヤ

ミラノ風ドリア300円

4/1 今期アニメ最終回ラッシュ

記事に画像を載せると更新ツイートの見栄えがよくてわかりやすいので毎回適当に貼ることにしました。

 

・アニメ最終回ラッシュ

-ガヴリールドロップアウト

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特に評価が持ち直すこともなく、まあって感じで終わった(最終オチに新キャラの弱点を持ってくるのはちょっと弱くないか?)。

ガヴリールの懐の広さ~って前回あんま考えずに書いたけど、そう思って見ると、確かにダウナーな割にアッパーだしボケたりツッコんだりキャラが躁鬱気味でよくわからなくなっている(堕天前と堕天後という意味ではない。念のため)。

傾向としては初期がダウナー・ドライ・消極、後期がアッパー・ウェット・積極に振れている。後期になればなるほどキャラが類型的になっており、それに伴って俺のアニメ自体の評価も下がっている(具体的には六話くらいがピーク、そこからは下り坂)。

多分だけど、原作ストックが少なかったらしいし、ガヴリールの性格が類型化したパートがアニオリだったのでは。原作系ではもっとダウナー寄りのキャラだったのだが、アニメで拡大解釈されたような気がする。

このうかみの乾いたガヴリールを見て「やっぱこういうキャラだよな、ガヴリールは……」って思った。原作読んでないから知らんけど。

 

-メイドラゴン

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映画でもアニメでもゲームでも、それまで快調だった作品が最終盤で明らかに「やらかした」とき、作品全体の評価への影響には2パターンある。

 

A.「やらかし」を見なかったことにでき、「後半は微妙だったけど前半は良かった」というポジティブ評価で終えられる

B.「やらかし」が前半にまで侵食してしまい、「後半に巻き込まれて前半まで駄作になってしまった」というネガティブ評価で終わる

 

はいふりシンゴジラはA、君の名はや漂流ネットカフェはBである。

単純な展開の不満・キャラのブレ・ギャグの失速くらいは見なかったことにできる一方、前半の内容に遡って関わってくるような「設定変更」的な失敗・作品全体を貫いていた問題への解答でしくじったケースではそうもいかない。ざっくり言って「やらかし」に時間性(主に過去性)がある場合は、それが遡って適用されてしまうため、作品全体の致命傷になる。

 

そして残念ながら、メイドラゴン最終話は典型的なBの失敗パターンである。「やらかし」は二つあって、第一はトールと小林さんの出会いエピソードに説得力が無さ過ぎる。人間を徹底的に蔑むトールの中で何故小林さんだけが特別扱いになったのかという超重要なエピソードのはずなのに、本当に酒を呑んで孤独についてダベっただけだった。第二はトールに人間を意味なく殺すつもりが無いのが看破されたこと。口だけ殺人、お前は宗像形か?

 

最後の砦だったトールのキャラクター性が最終話で完全崩壊し、メイドラゴンは遡って全てが駄作になってしまった。

(追記:全13話だからもう1話あるらしい)

 

-けものフレンズ

本編にあんま言うことがないから「何故流行ったか」みたいな社会寄りなことばかり書きそうになる。

面白かったかどうかで言えば面白かったし俺も十分に堪能したけど、やっぱり愛着効果(と、認めたくはないがリアルタイム性が無いとは流石に言えない)が大きくて、ある日いきなり個室に監禁されて1話から最終話から見せられたら「まあって感じだった」みたいな感想になると思う。

けものフレンズは漫画版の評価がバカ高くて、アニメ版は精々「まあ良作」くらいだけど、こっちはLW短編漫画ランキングで上位に入る。漫画版の面白さはアニメ版とは完全に別ベクトルの緩急・セリフ回しの面白さなので、多分作者のフライ氏の力量によるものだと思う。絵も上手い。

 

・四女神オンラインプレイ日記

ネプテューヌシリーズはパロディがウリだけど、それだけで全ての要素を埋め尽くせるわけでもないので、実際には「パロディではないオリジナルのアイテム・敵」もぼちぼち現れる。

のだが、それは大抵かっこいいわけでもなく、面白いわけでもなく、ネタに振り切れているわけでもなく、どっかで見たような見ていないようなコメントのしづらい個性のない名前やグラフィックで、製作の「浅さ」を感じてちょっと面白い。

 

・年度変わり

進路が無いので今年もニート状態って流石に嘘やろ?って感じなんだけど、エイプリルフールだからセーフらしいです。今年度もよろしくお願いします。