LWのサイゼリヤ

ミラノ風ドリア300円

5/10 二期にガニシュカ出るの?

・お題箱5

9.文学派サイゼ良かったよ

ありがとうございます。
前置きをしたかっただけなので、書きたくて書いたわけではないというか、書くことを目的として書いたわけではないですけどね。

10.前々から疑問なんですが、悪とかKSUって具体的には何なんですかね

悪はたぶん不労所得と人生早期リタイアを狙う勢力、KSUはよくわかりませんが距離的に近い界隈の総称なのでわさらー団みたいなものです。

・補足/キリスト教のワンセッション性について

少し前にゲームのセッション性について話したとき、人間の生涯にもセッション的な意識を適用すれば宗教観が現れるのではという話で締めた記憶がある。
キリスト教では(仏教と違って)生死を跨いだレベリング要素はなく、肉体死亡時のステータスに従って世界の終末で最後の審判を下されるまでがワンセッションになっているのだが、「死後~最後の審判」の期間が空いていることに気付いた(しかも結構長い)。
しかし、この区間で何をすればいいのか、レベリングは出来るのか、レベルは完全に維持されるのかが調べてもよくわからなかったので、キリスト教有識者に聞いてみた。

なんか最後の審判という発想自体がプロテスタント的で、少なくともカトリックでは別にそこまでビッグイベントではないらしい(有識者氏はカトリックの信者)。特にやることないしまったりしてていいんじゃない?という回答だった。

ベルセルク

もう第何シリーズなのかよくわからないけど、今二期がやっているやつの一期の録画が溜まっていたので見た。
ベルセルクは基本的に全てが面白いのだが、強いて言えば、定期的に来る世界観が書き換わるシーンが一番良い。断罪の塔編で言えば、キャスカがアイアンメイデンにかけられて力が暴走するところがそれだ。あそこで人と現世の時間が終わり、魔物と幽界の時間が来る。

世界が変わるシーンを好むのは、世界が変わることを明らかに俺が望んでいるからだ。

~回想開始~

その朝、中学生の俺はめちゃめちゃ眠かった(前日に夜更かしをしたというだけで深い理由はない)。
本当は家でずっと眠っていたかったが、平日なので学校に行かなければならない。なんとか頑張って飯を食って着替えて家を出た。

当時の俺はマンションの四階に住んでいた。
家を出たらまずエレベーターに乗って、一階まで降りることになる。ほとんど寝ていない俺にとっては、その移動だけでも結構な重労働だった。
エレベーターに乗るまでは何とか歩いたが、クソ眠いのでほとんど目を閉じたまま、一階のボタンを押す。扉が閉じ、エレベーターが動き出してから止まるまでの僅かな時間、俺は立ったまま寝ていた(眠いので)。

エレベーターが止まったのがわかったので、俺は目を閉じたまま、とりあえず扉の外に出た。
瞼越しに朝日を感じつつ、駅に向かって歩き出すためにそこでようやく目を開けた。

地面が沈んでいる!!!
それはスーパーマリオ64水没都市に似ていた。なんか地面が抉れていて、地下部分?に建物が並んでいる。見慣れた駐車場は目線の遥か下にあり、周りの建物も高度が低いために普段より遠くまで見渡すことができた。

俺は3秒くらい硬直していたが、まあ、3秒も経てばオチに気付く。
俺は一階と間違えて二階のボタンを押していたのだ。一階のつもりで降りたら二階だったので、世界が変な感じに見えたというだけの話なのだが、その光景は俺の頭に焼き付いたのだった……

~回想終わり~

補足13:「地面が沈んで見えた」という現象は、精神病理学分野のファントム理論というカッコイイ理論を利用して説明できる。これは(俺の浅い理解でざっくり言うと)世界認識の異常について論じた理論だが、入り口として「主体の運動機能に異常が発生し、かつ、主体が異常の存在を認識していなかった場合に何が起こるか」という問いがあり、眼球運動の例がよく例に出される。

例えば、Aさんの眼球がある瞬間に何かのきっかけで突然動かなくなってしまったとする。しかし同時に、Aさんはその異常を全く認識しておらず、眼球は今までと同じように動くと確信しているとする。
このとき、Aさんが眼球の動きだけで右側を見た(と、Aさんは思っているが、実際には眼球は動いていない)とき、Aさんには世界がどのように感じられるだろうか?
正解は「世界が右回りに回転した」。Aさん的には右側を向くという運動を行ったにも関わらず、世界が動いているようには見えないということは、世界が眼球の運動と全く同じ速度で回転して追いついてきたとしか考えられないからだ。

このようにして、Aさん内部の運動障害に過ぎないはずの異常は、Aさんにとっては世界認識の異常として処理される。
同じように、「一階と間違えて二階に到着し、かつ、それが二階だと認識していなかった」場合に瞬間的に現れる感想は、「高い場所にいる!」ではなく「世界が沈んだ!」である。


オチが弱くて面白くもないエピソードなのだが、リアルに起こった(ような気がした)世界改変エピとしてそのときのことを俺はよく記憶している。

それに限らず、コンテンツ内の新世界系ファクター?は印象に残る傾向にある。

闘争の果て……遥か地平の新世界へ!

(ダークエンジェルオリヴィエ)
第三脳室にニューロンが集まって新たな神経核を形成してる
大脳半球の最深部に天国への扉が開く……

(ウルトラヘヴン1巻)
HZPjQaFD[2]

人類の欲望し幻造世界(ひとののぞみしファンタジア)

(ベルセルク 34巻)

酔ってるしあんま思い出せないけど、ありふれたネタだし、真面目に思い出せば10とか20くらいはあるはず。
書いてるうちに思い出した。サムライフラメンコ第七話?のチェンジザワールドとかもそれ。

・ブルーリフレクション

クリアしたので感想を書きます。ネタバレがあります。
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予想より遥かに面白くなかった。

現代の学園と美少女とファンタジーが融合した、少女たちの等身大の青春を描く”ヒロイックRPG

と公式HPに書いてある通り、「女子高生の青春をRPGに落とし込む」ということがやりたかったのはわかる。
巨大なコンセプトにはよく沿っていたが、細部が詰め切れていないのと、全体的に浅すぎて眠かった。

・良かった部分
-ダンジョンのグラフィックが良かった。自然をベースに廃墟っぽい人工物を散りばめることで青春女子高生の心象風景をうまく映像化していて(見たことないけど)、歩き回っているだけで面白かった。+15点
-戦闘が比較的面白かった。HP、MPの他に「エーテル」というゲージがあり、ターン順を弄ったり回復したりガードしたり色々な用途に使えて自由度が高い。+10点
-補助スキルやアイテムの名前が「直球な熱意」「悪戯心」など、女子高生の青春らしい心理状態(?)になっていて、青春パワーがそのままRPG的なステータスになるというコンセプトがよく伝わってきた。+10点

・悪かった部分
-世界観を大切にしている割には、それにそぐわない破壊的な要素が多い。ボスキャラがカプコンゲーに出てきそうなくらいゴツかったり、変身シーンが派手すぎて浮いていたり、友人キャラのサポート要素(敵と戦っている最中にサーブとか缶蹴りで助けてくれる)が安直すぎてギャグに見えたりした。-10点
-メインとサブ両方ともストーリーがつまらなさすぎる。ラノベ作家連合が書いたらしいが、あってないようなペラペラな話のうわべだけを滑っていく、悪い意味ですごくラノベっぽいスクリプトだった。ダンジョンパートとノベルパートが半々ずつくらいあるのに、何の感情も誘起せず印象に残らないタイプのノベル。一週間後には忘れてそう。-100点

勧めないというほどではないけど、この世にあるゲームをプレイした方がいい順に並べたとき、半分より上には入らないだろうなあという感じのゲームだった。

ところで戦闘が常に全快状態から始まる(ダメージやゲージ消費を引き継がない)システムって結構珍しい気がしたけど、ガストのRPGでは普通なのかな。ゲージ・ダメージの管理をダンジョン単位ではなく個々の戦闘単位でやってるみたいな。