LWのサイゼリヤ

ミラノ風ドリア300円

18/1/30 祝・アズレンネプテューヌコラボ

・お題箱32

47.聖地巡礼(KSU)行きませんか?

言うほど聖地か?
なんか用事あったらまた関西行ってもいいんですけど,東京にいるとそんなに用事がないんですよね.でも前回はひらパのためだけに行ったんだっけ.

48.ネプチューンコラボおめでとう

僕はネプテューヌはシリーズ一作目から,アズールレーンは今年の10月頃からのファンですが,好きなキャラ同士が喋っているのを見ているのがこんなに楽しいとは思いませんでした.コラボストーリー更新が人生唯一の楽しみです.
彗星のように現れてソシャゲ界の先頭を爆走しているアズールレーンのコラボ一発目が,昔アニメ化したとはいえ基本的にはコアファンだけが買い支えているようなネプテューヌというのはかなりの奇跡が起きたと思いますが,コンパイルハートの外交担当の手腕なんでしょう(知らんけど).
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てか,コラボストーリーで一切の説明なく固有名詞をバンバン使っているのは,ネプテューヌ未プレイ勢は大丈夫なんですか?
せっかくなので重要設定を説明すると,ネプテューヌたちがしきりに気にしている「シェア」っていうのは女神が信者から受け取る信仰心のことで,女神パワーはシェアの大きさに依存します.ネプテューヌたちってきらら系女子高生みたいなムーブをしがちですけど,実は全員が神にして国の長なので,数百万人の国民から常に敬語を使われるような偉い人なんですよね.アズールレーン世界では女神に対する信仰体系が存在しないので信仰心=シェアもなくなってしまい,本来の力を発揮できないというのが一応話の流れになっています.
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テキストにだけ登場するイストワールはCVかないみかでシリーズ最古参の人気キャラ(俺調べ)です.シリーズ最初期はアカシックレコードの擬人化であり,女神よりも更に上位の最強キャラだったんですけど,何度かの設定改変を経て今はネプテューヌの補佐官になっています.アカシックレコード設定はもう消滅しているはずですが,その名残でよくわからないことはイストワールに聞けばだいたいわかるので,ほとんどの作品でストーリー周りの情報を一手に引き受ける便利キャラです(調べさえすれば大抵のことはわかるものの,スペックの問題で検索に時間がかかるという設定を持っており,そのおかげで情報を小出しにして物語を適度なスピードで進行することに貢献しています).

ネプテューヌアズールレーンのどちらも,コラボ前から別次元設定を持っているのはいいですよね.
元々ネプテューヌは時空間とかパラレルワールドをかなりアバウトに移動するゲームで,今回のコラボのように主人公勢がバカみたいに暴走してどっか別の次元に行ったあとに苦労人のイストワールが一生懸命手を尽くして戻ってくるというのはありがちな流れです.

ちなみに厳密に言えば,ネプテューヌの別次元には
1.設定で接続されている作品内の別次元
2.設定で接続されていない作品外の別次元
の二種類があります.
一つ目は作品内の理屈で説明可能なもので,今回アズールレーン世界に飛んできたのもこちらに入ります.ワームホールが別次元に繋がったんだが~!?みたいなクソ適当な理由でも何でもいいですが,とにかく作中レベルの話で,キャラたちからもちゃんと認識されているものですね.いわゆる別次元設定は全部こちらに入ると思っていいです.紅世,尸魂界,隔世みたいなやつ.
二つ目は(製作の都合による)作品外からの設定の改変で,ネプテューヌで言うとシリーズ一作目から二作目への変化や外伝がこれに該当します.一作目ではネプテューヌたちは天界に住んでいるという設定だったんですが,二作目以降は天界の設定自体がなくなったのでずっと地上にいます.これは作中設定で説明できるようなものではないという意味でさっきの例とは違います(製作的にはこれも作品内の別次元の一種なのかもしれませんが,そこまで考えてないと思います).今回言及しているのは1の方で,2の話はもうしないので忘れてください.混乱があると面倒なので一応分けました.
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アズールレーンでもセイレーン勢力は別次元からの侵略者という設定なので,作品内で一応別の世界観を許容する土壌が存在していることになります.ドックの一般艦娘たちがそれを理解しているかはわからないですけど,セイレーン勢力のテスターαが勝手に理由付けして一人で納得しているのは上手いですよね.

ネプテューヌアズールレーンのどちらも完全に開いた別次元を扱える(異なる世界観を許容する土壌がある)ので,コラボ特有のハリボテ設定を導入しなくても,本当の意味で別次元を介して二つの世界が接続することが可能になります.なんかよく裏設定で「実はこの作品の舞台は同じでした」みたいなやつがあるじゃないですか(るろ剣エンバーミングとか,エクセルサーガホーリーブラウニー).それと同じレベルで,一段メタな平面の上でなら二つの作品を並列に位置付けられます.

逆にそれができないコラボの例としては,例えばきららファンタジアなんかがそうですね.きららファンタジアに参加している各作品が別次元を扱えるわけではないですから,作品世界のそれぞれを便宜的に一部だけ繋ぐしかありません.なんかこう,トポロジーとしてはダンベルみたいなイメージですよね.独立している世界同士の間に,コラボ時にのみ開通する細いトンネルがあるみたいな.

昔から別次元を扱う作品自体は少なくないですが,アズールレーンネプテューヌのような「完全コラボ」を可能にするには「開いた別次元」という要素が重要です.
「世界がアバウトにたくさんあっていくつの次元があるかもよくわかっていない」という状態でなければ,先の要件を満たすことはできません.例えば,BLEACHにおける人間界と尸魂界も別次元設定の一種ではありますが,だからといってNARUTO世界と接続することはできないですよね.これはBLEACHの別次元は数が最初から決まっているクローズドなものであるためです.そういう意味で,ジャンプスーパースターズにおけるBLEACHNARUTOのコラボはきららファンタジアのそれと同じものでしかありません.
この点,ネプテューヌは(キャラクターコンテンツであるために)固定した設定を持っておらず,作品ごとに別の次元を開拓するような有様であることが「開いた別次元」そのものを持つと言えます.アズールレーンはそこまでグダグダな状態ではなく,製作的にはセイレーンに関して一応ソリッドな設定を持っていたのかもしれませんが,テスターαが彼女の世界観を用いて位置づけできる程度にはオープンであったと解釈できます(正直ストーリーがあまりちゃんと語られないのでよくわからない).
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じゃあこういう開いた世界観を利用した「完全コラボ」と,閉じた世界観を便宜的に繋ぐ「部分コラボ」で何が変わるのかというと,実際のところ大した違いはありません.どちらにしてもコラボの内容自体が変わるわけではないですし,いくら世界を同じ平面に位置付けたところで内容・権利的な事情によっていつでもキャラが縦横無尽に行き来するようになるわけではないので.まあ,僕は凄く嬉しいという気持ちの問題ですね.
だから強硬に主張できるわけではないのですが,今回のコラボがネプテューヌ世界とアズールレーン世界が繋がるという終わり方をした(完全な接続が成立した)のはネプテューヌ次作への布石と思っていいんですかね? 既に艦これともパロディという名の無許可コラボをしているようなゲームなので,権利さえ解決できればこんな美味しい機会を見逃すはずがないです.新作が出たらどうせ買うので楽しみにしています.

ちなみに,ゼロ年代に別次元設定を扱う作品が爆発的に増えた原因には,1995年の阪神淡路大震災があるらしいですね.震災の非日常感が神戸で被災した谷川流ハルヒの別世界設定を書かせたという話は有名です(本当か?).別次元設定は今でも当たり前のように出てくるものですし,2011年に東北大震災が起きたからというわけではないにせよ,これからも「開いた別次元」を持つ作品と完全コラボ現象は増えていくような気がします.